【第10節】RAGE Shadowverce Pro League 19-20 2nd season レポート
プロリーグオタクやってる生ビールと申します。
RSPL第10節のレポートを書きます。
今節の注目マッチ
- Riowh vs みずせ (2:00:00頃)
- Rob vs さに (4:40:00頃)
※注意
- 敬称略
- まじでただのライトプレーヤーなんでプレイ指摘自信無いです。なので人の意見とか勝手に持ち出してますごめんなさい。
- クラスはE、R、W、D、Nc、V、B、Nm表記。カードも略称を多用しています(ディスティニーウィングナイト→DWKなど)。
目次
- 1.全チームデッキ
- 2.GxG vs 横浜F・マリノス
- 3.よしもとLibalent vs 福岡ソフトバンクホークスゲーミング
- 4.AXIZ vs 名古屋OJAベビースター
- 5.レバンガ☆SAPPORO vs au デトネーション
- 6.戦績まとめ
- 7. 感想
1.全チームデッキ
12/13に以下のアップデートが行われました。
#シャドウバース
— Shadowverse公式アカウント (@shadowverse_jp) 2019年12月9日
12月13日のメンテナンス時に「報復の白き刃・アニエス」のカード能力を変更いたします。
詳細は公式サイトをご覧ください。https://t.co/XLbzZcl8Jr pic.twitter.com/YEZjDUMOSh
試合前日、デッキ提出当日でのカード調整という事で、選手達は大急ぎで自然Bへの影響を考えなくてはいけなくなりました。選手の負担が増えるので、自分としてはこのタイミングでのナーフは不満しか無いのですが。
そして第10節のデッキはこちらになります。
結局ほとんどのチームが自然Bを続投する形になりましたが、3投される事も多かった飢餓の枚数は数を減らしているようです。
マリノスはエイラBを採用しました。現在首位のチームの採用ということもあり、環境の理解度が他チームより進んでいるのかもしれません。
また、今までの「2Pickが勝ったチームは2戦目は自然Bでまた1勝」というセオリーは無くなるかと思われます。
2.GxG vs 横浜F・マリノス
1戦も落としたくないGxGですが、ここで今シーズン最強のマリノスに当たってしまう。強敵を倒し、明日の試合の為にもいい流れを作りたい。
1戦目 フォレスト vs しーまん
フォレスト、またもやBの選択に。ミルフィ、ヘクターを引かないとパワーの足りないデッキに。しーまんはフィニッシュが少ないものの、安定したDになりました。
しーまんはマーメイド、ダイバーで横展開。フォレストは狂信者、クルトがデッキに無いためこの盤面を全て返すことは出来ません。
フォレストは聖堂をプレイ。しーまんのブレーダーが顔に来るのをなんとか防ぎます。
いにしえの聖域でさらに守りを強固にしますが、ブレーダー、鍛造のドラゴン連打にフォレストは徐々に押されてしまう。
シヴァの5/6がギリギリ耐えてくれている形に。しーまんはこのターンリーサルが無いため、盤面を広げます。
フォレストはミルフィでも盤面を返せず。しーまんがフォルテで勝利!
しーまん WIN
2戦目 ちゃみ vs 水煮
本日最初の構築戦はアマツEミラーになりました。神鉄、アマツを引いた方が有利になります。
両者アマツ、神鉄引けず。ちゃみはアマツの受けを考え、常に手札のフェアリー6枚になるように考えて動きます。
ちゃみは5ターン目でもアマツの受けを作った展開でしたが、6ターン目にも引けないことからフェアリーをそのまま並べに行きます。アマツの受けは無くなってしまいましたが、この盤面に付き合うために、水煮もアマツのためのフェアリーを使わされる事に。
ブルーム、リリィを持っていたことから、水煮は盤面をどんどん返していく。ちゃみはトップ神鉄に賭けます!
引いた!!事故気味のアマツEミラーで最後に決めきったのはちゃみ!!
ちゃみ WIN
3戦目 リグゼ vs あぐのむ
GxGがミラーを消費できたため、完全にイーブンな状況に!そしてあぐのむがレヴィオンR、リグゼがAFNmと珍しい選出になりました。
あぐのむは先攻でルネスルネス、メイム、スマッシャーで序盤最強の盤面を作ります。リグゼは流石にこの盤面はすぐには返せません。
あぐのむはアルベールで追い詰めますが、ここでリグゼが準備していたAFの大量プレイで完全処理。シオンも重なり、逆リーサルできる盤面に!
あぐのむは躓き処理しようとしますが、1体も処理出来ませんでした。
リグゼ、またも不利対面を捲って勝利!
リグゼ WIN
4戦目 Riowh vs みずせ
GxGは自然Dを選択。本来AFNmのエネス進化の対処がしづらいデッキですが、マリノスのAFNmには採用していないのは追い風か。
Riowhは託宣案内人ティラノでPPブーストしながら盤面に付き合おうとしますが、みずせは解放を使ったAFの横展開を押しつけます。5面埋まっているため、イアンのケアにもなっています。
このアグロムーブにRiowhは対応できず。シオンがデッキに無いものの、うまく序盤の展開を活かし、みずせ勝利!
みずせ WIN
5戦目 Riowh vs あぐのむ
GxGは遂に自然Bを使う事はありませんでした。自然R、エイラBの対決に。
あぐのむは祈り手、修道女で序盤の盤面を固めます。
Riowhはクルトをきらせるために盤面を少しだけ広げますが、あぐのむがトップで引いてきたエイラが重くのしかかります。
その盤面にベイリオン剣舞でなんとか返しますが、ベイリオンの相打ちによって盤面が空になったことであぐのむのシヴァ置きを許してしまいます。
祈祷の影響を考えワルツで消しますが、シヴァ進化、ソニアによりまたもベイリオン剣舞でRiowhの盤面に残らないようになりました。
シヴァのバーンでRiowhは追い詰められていきます。盤面かえしきれず、あぐのむ勝利。これでマリノス4連勝!
あぐのむ WIN
最終結果 GxG 2-3 OJA
3戦目で逆転したGxGですが、Riowhのハンドが全く噛み合わず負けてしまいました。マリノス、連勝止まりません!独特なデッキをうまく活用しており、やはり環境の理解度の高いチームであると認識できます。
3.よしもとLibalent vs 福岡ソフトバンクホークスゲーミング
前節の敗北により、またもや最下位に落ちてしまったSHG。強敵よしもとに勝つことができるか!?
1戦目 keisuke3 vs バーサ
Dミラーになりました。バーサはフィニッシャーが少ないが、安定感のあるデッキ。keisukeはブレブレ3枚で安定感が無いものの、フィニッシャーが見えやすい対照的なデッキに。
keisukeのムシュフシュに、バーサはトラロックを合わせます!keisukeはトラロックに対応できず、顔への7点を許してしまいます。
防戦一方のkeisuke3。それに対してバーサはトリケラの効果を発動させるためにトリケラを置くほど余裕があります。
トラロックがうまく噛み合い、常に盤面を維持できたバーサの勝利!
バーサ WIN
2戦目 Surre vs カラクリ
よしもとは自然Bを選択。リオードR相手に急いで削らなければいけないのですが、アニエスがナーフされ、飢餓が数を減らしているのは痛いところ。
カラクリは先攻でクイブレ、リオードと素晴らしい動きに。Surreが法典が無く、実質2パスだった事から、クイブレをバフします。
Surreはミルフィで守護を貼りますが、盤面リオード進化二刀流王城でカラクリの勝利!
カラクリ WIN
3戦目 ソルト vs たばた
たばた、またも自然Dミラーに。どちらも急いでヴァイティにアクセスしたい。
たばたはヴァイディを引けながら、PPブーストできる良い流れに。ソルトは後攻ながら、託宣が2枚来てしまい、盤面が疎かになります。
先にヴァイディを置けたのはたばた。ソルトなかなか引けません。
たばたはここで盤面ロックを行い、次のジェネシスで削り切りました!
たばた WIN
4戦目 feg vs NISE
勝利したSHG、温存できていた自然Bで完封勝利を狙います!
鐘ラットとかなり順調なNISE。fegもしっかりリオードが引けています。
ラット、パニッシャーが少しずつfegのライフを詰めていきます。剣舞を引けず盤面に対処できない上に、ムニャールも置かれてしまう。
ムニャール飢餓でNISE勝利。チームの4-0完封勝利を決めました!
NISE WIN
最終結果 よしもと 0-4 SHG
前節敗れてしまったSHGでしたが、ここに来て4-0と快勝!よしもとはハンドで全て負けていたので、どうしようも無かったか・・・
4.AXIZ vs 名古屋OJAベビースター
前節まで2連勝で順位を上げ始めているAXIZ。OJAに勝利し、プレーオフ進出へ前進し続けたい。
1戦目 Rob vs さに
RobはD選択。銅のブレーダー、ニードルや金虹も恵まれ、強いデッキになりました。さには苦しいVの選択に。シャランゼア、マナの打点で削り切る、細い勝ち筋のみが見えるデッキに。
Robは2、3、4と順調にプレイしていきます。さにはバフしたサロメで盤面を取ります。
Robはこれに猛撃を当てますが、さにのバット進化置きが刺さってしまう!
このバットが綺麗に取られなかった事から、さにはさらにバット置き、プロダクト進化で盤面を一気に押します。Robはここから防戦一方に。
徐々にライフが詰められるRob。さにのシャランゼアであと2点まで削られてしまう!
最後はサキュバスの3点でさにが削りきりました!
さに WIN
2戦目 Chino vs ぼーいん
早くもアマツEミラーに。パーツを揃えた方が有利です。
珍しく双方アマツを引けました。ぼーいんが萌芽、野獣で面を押しつけます。Chinoは打点を増やすためにアマツをプレイしてから対空で戻しました。
ぼーいんは水虫をドローした事からフェアリーが6枚揃い、アマツの効果発動!神鉄も合わさり、次のターン何も無ければリーサルです!
しかしここでChinoは、フェアリーアマツ置きで、ぼーいんのアマツをフェアリーで処理する事で、リーサルを防ぎます。守護のお陰でギリギリ削り切れないぼーいん。
ターンが返ってきて、フェアリー連打でChino勝利!
Chino WIN
3戦目 Gemo vs マサヤ
先程のアマツミラーにより、勝敗はイーブンに戻りました。負け越しているマサヤは、強敵Gemoを自然Bで打ち破る事ができるか。
PPブーストでき、ヴァイディも引け順調なGemo。
ヴァイディ進化が重く、ミルフィ進化をきる事になってしまいました。この隙にGemoはフィニッシュに向けて準備をしていきます。
Gemoは猛スピードでPPブーストを進め、伊達政宗の展開でマサヤを圧倒!
マサヤ、打点が足りないと判断したのか、ナイトは盤面処理せず顔に。
Gemoは盤面と合わせて、最後はリーグでは珍しいティラノでのフィニッシュ!
Gemo WIN
4戦目 Rumoi vs 隼人
延長戦まで繋げたいOJA。リオードRミラーで上振れを狙う。
Rumoiはキープした躓きで、リオード1体目を破壊。隼人は4ターン目に進化とバフを合わせ、躓き、剣舞の打点から逃れようとしますが・・・
躓きエンハンスでリオード2体目破壊。隼人は3枚目のリオードが破壊させらるため、5ターン目はパス。
今度はRumoiがリオードを強化。隼人は2ターン計画で剣舞によりRumoiのリオードを倒そうとしますが、逆に剣舞でリオード3枚目を取られてしまう。
そのまま二刀流でRumoiが勝利!
Rumoi WIN
最終結果 AXIZ 3-1 OJA
2Pickで負けてしまったAXIZですが、構築組の活躍で勝利しました!OJAはこれで5連敗。さにの勝利を活かせなかったのは痛い。
5.レバンガ☆SAPPORO vs au デトネーション
連敗中のDNG。2位のレバンガを倒し、上位争いに復活したい。
1戦目 真春 vs cross7224
真春はNmを選択。お決まりのリーアムをpick出来たものの、重いカードが少ないのが少し気になるため、Dで押されてしまうと厳しい。crossはRを選択。こちらも軽いものの、潜伏フォロワーが活きれば悪くないデッキか。
レヴィオンの正義を3ターン目に打てた所、真春のヘッジホッグにより、打てず3パスに。
真春はいつもの4ターン目リーアム進化。crossはこれをエンシュで誤魔化す形に。
crossは盤面を広げますが、ツヴァイ、オーキスにより簡単に返ってしまいます。
豊富な対応札に圧倒され、徐々にcrossは手札を枯らしていきます。
真春がエネス2枚でライフを詰めていきます。crossの攻撃を守り切り、真春勝利!
真春 WIN
2戦目 Tatsuno vs ミル
2Pickで負けてしまったDNGですが、リオードRで自然Dに当て勝ちできました。
ミルはしっかりリオードを引けました。Tatsunoもヴァイディ2枚を引けたのでランダム破壊を発動させたいところ。
順調にバフを進めるミル。浸食2枚目が間に合わないように5ターン目で顔を削りに行きます。
Tatsunoはヴァイディの2枚目進化で対応しきれず。ミルが二刀流で勝利!
ミル WIN
3戦目 きょうま vs Spices
Eミラーになりました。レバンガはアマツE、DNGは自然Eです。今までのこのマッチではアマツが勝ち越していますが・・・
初期ハンドでアマツが握れているきょうま。精霊、ウィスパラー等で順調に準備を進めておきます。Spiciesは1/1に対応するため渋々ブルームをきります
きょうまはアマツ起動!少し盤面を意識したトレードに。
攻めるきょうま!しかしベイル、シヴァがフェアリーの進撃を阻みます。今度はSpiciesが攻める展開に。盤面バフとシヴァバーンを合わせてリーサルになってしまうため、きょうまは盤面ロックでやり過ごせず、盤面を付き合う事に。
きょうまはこの盤面を返すことが出来ませんでした。Spicies、何とかアマツの攻撃を耐えしのぎ勝利!
Spicies WIN
4戦目 さわさき vs Enju
逆転勝ちを狙うDNGは自然Dで自然Bに確実に勝ちに行きます。さわさきはナーフの痛い自然Bで削りきる事が出来るでしょうか。
さわさきはマリガンでムニャールを諦め、リソースを意識したハンドに。Enjuは案内人が法典されてしまうが、プテラで順調にPPブーストを進めます。
ヴァイディが引けないため、盤面の主導権はさわさきに。クルト、母なる君の強い盤面が続きます。
託宣を残したお陰でラプトルのリソースが繋がります!しかしEnjuは未だにヴァイディが引き込めず・・・さわさきはミルフィでリソースを確保しながら、盤面を制圧していきます。
Enjuはデッキを30枚めくってもヴァイディが引けず。さわさきが延長戦に繋げました!
さわさき WIN
5戦目 Tatsuno vs ミル
絶対に負けられない延長戦!DNGの今まで温存していた自然Bが活きるか?Tatsunoは珍しい自然Rの選択。
リオード2体、ベイリオン剣舞と非常に強い展開。ミルは一旦5ターン目にリオードにクルトで体力を削っておきます。
ここでクルトをドロー!先程クルトで削っていたのが功を奏しました!リオード2体破壊されてしまったTatsunoはアサシンをまた活かすためにアイテールに使います。
ミストリナをアクセラレートで使用。このプレイによって完全に攻め手が無くなったTatsuno。ミルはパニッシャーミルフィ、カラトで反撃!
Tatsunoはこれに対処できず、ミルの勝利!
ミル WIN
最終結果 レバンガ 2-3 DNG
crossがリーダーに恵まれず、Enjuの大事故もありましたが延長戦で何とか勝利!レバンガにしてみれば2戦目にリオードRを当てられてしまった事が痛かったか。
6.戦績まとめ
チームランキング
- よしもとの敗北、そしてDNG、AXIZの勝利でまた順位が変動しました。シーズン前半絶不調だったAXIZですが、ここにきて昨シーズンリーグ1位の本領を発揮し始めました!
- 名古屋OJA、再び最下位に。シーズンファイナル進出までは相当厳しい道のりになりそうです。
個人戦績
- しーまん、真春の順位は変わらず。さに、バーサは今節の勝利で五分の戦績に戻りました。
- マリノスはみずせが今節でも勝利したことで、遂にランキング表にチーム全員が乗る前代未聞の結果に!
7. 感想
- マリノスはレバンガを振り切り、完全に独走状態に。強さの秘訣はやはり、2Pickで勝てて、他チームの一歩先を行くデッキ構成、それを使いこなすプレイヤーの存在、でしょうか。現時点でもプレーオフ進出は確実でしょう。
- 1位以降の順位争いは依然競り合っているようです。こうなって来ると試合勝敗差が大きくかかわってくるようになり、大きく失点しているGxGの立場はかなり危ういように見えます。
- アニエスのナーフですが、直接試合で点数が足りないなどの影響が出ている様子はありませんでしたが、デッキ自体への信頼度が下がっているのは感じられました。具体的には、2Pickで勝利したチームが自然Bでは無く、自然DやアマツEを使用したことや、そもそも最後まで使わなかったチームもあったなど。実際の自然Bの勝敗も3勝2敗なので、今までの圧倒的な一強環境とは呼べなくなっているかもしれません。第11節での自然Bの立ち位置にも注目したいです。
- 本日は人員不足からか、解説の海老原さんが1日中出ずっぱりという状況でした。疲れからか、「フグとトラロックでトラフグ」とか「クイブレをライザップ」とか、keisuke3も真っ青の訳の分からない事を言っていたので、運営は少し彼を休ませたほうがいいかもしれません(解説自体は良い)。
次回の第11節は12/15(日)です!
変なところあったら連絡ください。