【リーグチャンピオンシップ】RAGE Shadowverce Pro League 19-20 2nd season レポート
プロリーグオタクやってる生ビールと申します。
RSPLリーグチャンピオンシップの観戦レポートを書きます。
シーズンファイナルを制したAXIZと、昨シーズンAXIZを破り、シーズン王者に輝いたよしもとLibalentによる、年間王者を決定するリーグチャンピオンシップが開催されました。
今回はいつもの試合の概要、択の検討の他に、現地観戦した自分が体験した事や感想も交えて記事を書くつもりです。
今節の注目マッチ
- 全部
※注意
- 敬称略
- まじでただのライトプレーヤーなんでプレイ指摘自信無いです。なので人の意見とか勝手に持ち出してますごめんなさい。
- クラスはE、R、W、D、Nc、V、B、Nm表記。カードも略称を多用しています(ディスティニーウィングナイト→DWKなど)。
目次
1.サイドイベント
今回開催されるリーグチャンピオンシップの会場は秋葉原駅から徒歩2分の秋葉原UDX。少し歩くと、早くもデジタルサイネージや巨大カード等が出迎えてくれます。
そしてすぐ近くには同日開催のサイドイベント、プロリーグチャレンジマッチ参加者の列がズラリ。滅多にオフライン大会に行かない自分からすると、間近でシャドバをやってる人の多さに驚かされます。
列に接続し、各チームの整理券を貰い対戦席へ。自分はいつも応援しているau DetonatioNのブースを選択しました。
対戦選手はランダムに決められ、自分はミル選手と対戦する事に!
マッチは妖怪Nc(自分) vs コントロールリノE(ミル)。序盤シノブのバフやミヤコ進化ギンセツ隠し等、Eに強い盤面を作っていたものの、上手く処理されてしまい、リノカウントが間に合い敗北…
気さくに話しかけてくれ、対戦後もアドバイスを貰えて大満足。対戦ありがとうございました!
対戦終了後に他チームのブースを確認したところ、一際を人気を集めていたのは同じく古参チームのレバンガ☆SAPPORO。その他極端に不人気なチームは無かったように見えました。
対戦イベント後は一足先に観戦席を確保。来場者キャンペーン開始前後からは大幅に人が増え、あっという間に満席になってしまいました。会場後方の立ち見客も相当な数だったので、この手の観戦イベントの際は早めの行動を心掛けるべきだと感じました。
2.よしもとLibalent vs AXIZ
遂に行われる頂上決戦!年間王者の栄光を手にするのはよしもとか?AXIZか?
両チームデッキ
#RAGEシャドバプロリーグ
— RAGE (@esports_RAGE) 2020年2月16日
リーグチャンピオンシップ
【✨📣デッキ公開📣✨】
よしもとLibalent
vs
AXIZ
のデッキは下記をチェック✅
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クラス、デッキタイプが完全にミラーの5デッキが揃いました!デッキの差異は数枚程度になります。
1戦目 keisuke3 vs Rob
keisuke3はWを選択。クオン以外の明確なフィニッシュは無いものの、カースエンチャンターによるサーチや豊富なスペルブーストカードにより、クオンによるゴールが現実的なデッキになりました。対するRobはNmを選択。ハーミットクラブ、カイザーインサイト等、比較的にフィニッシュが見やすいデッキに。1枚のキッカーが使えるかどうかが勝負のカギになりそうです。
keisuke3は1ターン目に暴鬼をチョイスし門弟をプレイ。その後もPP通りに動いていきます。Robは3ターン目の暴鬼にパペットショックを合わせる事が出来ました。
カースエンチャンターによりクオンをドロー!スペルブーストを考慮したゲームプランに切り替えていきます。Robはカイザーインサイトによるフィニッシュが見えているものの、keisuke3のゴーレムの暴走2連打を食らい、横展開に上手く対応できません。
Robは渋々黒鉄の兵士をプレイ。これに対してkeisuke3はヤヴンハール、クラシカルソーサラーで横展開を継続。さらに次のターンのクオンのプレイにスペルブーストが間に合います!
keisuke3、9ターン目にクオンを着地させる事に成功!!Robはキッカーが引けないため、カイザーインサイトのアクセラレートにより再び引きに行く!!
しかし引けない・・・
keisuke3、大事な初戦を強リーダーNmを破る形で勝利しました!!
keisuke3 WIN
2戦目 ソルト vs Gemo
初戦を制したよしもとLibalentはクオンWでさらに確実に1勝を取りに行きます。対するAXIZはリーグ勝率1位のGemoを早くも投入。ソルトはコントロールEの鉄壁を突破できるか!?
先攻で知恵の光とカオスウィザードをキープできたソルトは順調にスペルブーストを進めていきます。Gemoは後半に備え、パスを続けます。
手札は順調に増えるソルトですが、打点カードはなかなか引けません。アリアの旋風が間に合わない序盤で横並びの展開を押し付けます。Gemoは焦らずリソースを枯らさないプレイを継続。
ソルトは念願の真実の狂信者をドロー。偉大なる研究で増やしながら、横展開を継続します。
しかしリノ進化からのメイ連打により4面返されてしまいました。
次々と盤面を返していくGemo。ソルトはだんだん尻すぼみになっていきます。そして8ターン目にてやっとクオンをドロー。
しかしGemoの盤面の展開に間に合いません・・・
最後はコッコロのUBをうまく調整し、ソルトの体力を削り切りました。Gemoが1勝を取り返しました。
Gemo WIN
3戦目 Surre vs Chino
同点に戻したAXIZは式神Wを選択。コントロールが得意なChinoと、同じくコントロールが得意なSurreによる妖怪Ncの対戦になります。
Surreはマリガン、百鬼夜行によりセレスを探しに行き、無事2ターン目にドロー出来ました。Chinoも早い段階でクオンが引けたため、スペルブーストを進めていきます。
Surreのレジェンダリースケルトン置きに対して、Chinoは進化権を使わされ、空盤面で返してしまい、素置きセレスを許してしまいます。
Chinoは握撃を絡めながら、フォロワーを4面展開します。Surreはこの盤面に対して誓いをプレイし、放置。Chinoは7点まで顔を詰めますが・・・
7コスギンセツ+0コスレジェンダリースケルトンにより盤面を取り返します。しかしChinoも握撃とクオンにより再び盤面を取り返します。Surreもソーラ、ミヤコにより盤面処理。
Chinoは2枚目のクオンをプレイ。Surreは残ったレジェンダリースケルトン、セレスによってChinoの盤面を返しつつ、ライフを詰めていきます。Chinoは徐々に時間の使い方が甘くなっていき、盤面に付き合う余裕がなくなっていきます。
盤面のミヤコのランダムバフでリーサルだったものの外してしまう。そのためSurreは雪女2枚により、クオンのプレイを制限。Chinoは4枚目のクオンによりなんとか守護を立てます。
ハンドに解答が無い状況でシノブをドローし、リーサル!酒吞童子が無い状況でクオン4枚を耐えきり見事勝利しました!!
Surre WIN
4戦目 feg vs Rumoi
再びよしもとLibalentが一歩リード。リオードRで自然Dに当て勝ちしました!Rumoiはこの不利対面を捲る事ができるか。
fegは王城を2枚引き順調にプレイしていきます。しかし極光の効果によりクイックブレーダーを0/1にしてしまった!!
Rumoiは2/2フォロワーを連投。本来隠伏天誅と合わせて役割のあったクイブレが0/1になった事で盤面の処理が甘くなってしまいました。Rumoiはこの隙を突き、プテラ進化でライフを詰めていきます。
fegは最低限の処理をしながらリオードで顔を詰めます。多量の回復カードで逃げるRumoiに追いつく事ができるか!
fegはリーサルまで届かず、浸食と氷上の竜戦士によりRumoiの逆転勝利。結局クイックブレーダーのミスによるプテラ進化の4点が大きく響いた試合になってしまいました。
Rumoi WIN
5戦目 keisuke3 vs Rob
折り返しの5戦目でまたもや同点に戻りました。少しでも点差をつけ、構築組を安心させたい状況で、マッチアップは地獄のNmミラー!!keisuke3は2コスが少なく、処理札の多いデッキに。自分から攻めるカードがほぼ無いため、ベルフォメット、マキシマムメタルゴリラを引けるかどうかが勝負を決めそうです。対するRobはキッカー4枚とかなり長く戦えるデッキに。フィニッシャーのラグナアウェイクまでかなり安定して繋げる事ができそうです。
keisuke3は恐れていた2パスをしてしまう。Robは3ターン目に1枚目のキッカーを贅沢に使ったものの、4パス。お互いリソースを切りすぎないようプレイしていきます。
Robはドローしたハーメルンによりカルラを増やします。6ターン目のRobのプレイにより、増やしたカードがカルラだと気づいたkeisuke3は大きく落胆。今後の大型フォロワーの動きが大きく制限されてしまいます。
やっと引いてきたベルフォメットをプレイ。しかし未だにRobの強い盤面が続きます。切り札だったアレークトもキッカーで返されてしまいます。Robもそろそろラグナアウェイクで勝負を決めたい。
17ターンでついにラグナアウェイクをドロー!次ターンにカルラと共にプレイし、完全に盤面を制圧します。keisuke3は成す術がありません。40分を超えるロングゲームを制したのはRobでした!
Rob WIN
6戦目 feg vs Rumoi
初めてリードを許してしまったよしもとLibalentはコントロールEで妖怪Ncに当て勝つ事が出来ました。先程fegを相手に不利対面を覆したRumoiはここでも勝利し、さらに点差を突き放したい。
fegはマリガンでアリアの旋風をキープし、さらに2、3の動き、リノセウスが見え、順調にプレイしていきます。対するRumoiはキープしたシノブにより4ターン目に強固な盤面を形成します。
fegはアリアの旋風は温存し、カーバンクル、メイ、対空で2面処理。
さらにRumoiはアクセラギンセツで盤面を広げますが、ここでもfegはアリアの旋風を我慢します。Rumoiは返ってきた一ツ尾狐進化とレジェンダリースケルトンで、コントロールEに強い体力5のフォロワーを2面作ります。
Rumoiはやっと酒吞童子をドロー。体力を5に保ち、次のターンに備えます。しかしfegは3枚目のリノセウスをドロー!次のターンにはリーサルまで行きたいが・・・
進化先をリノセウスではなくリノに切ってしまう痛恨のミス!盤面のリノセウスは全て破壊され、手札のリノセウスは残り1枚。fegピンチ!バウンス札は引いてこられるか!?
ギリギリで自然の導き、機械樹の番人をドローし、feg勝利。本人としては苦い一勝になったでしょう。
feg WIN
7戦目 Surre vs Gemo
1巡目に勝利した2人の選手による試合になります。Surreは先程と同様、妖怪Nc。Gemoは珍しくリオードRを使用する事になります。
Surreは1ターン目から動くためにミヤコをキープ。後攻ながらもGemoのライフをどんどん削っていきます。Gemoはしっかり2ターン目にリオードを着地させ、育てていきます。
Surreはシノブ進化でさらに盤面を強化し、急いで攻めていきます。
Gemoは最低限の除去を行い、次のターンのリーサルに備えるためにツバキを置きます。Surreはセレス、ギンセツを引けば延命でき、ドクロ親父のバフ次第ではリーサルですが、どの選択も外れ、どちらも残り1点という状況に。
あと1点のところでクイックブレーダーをドロー!!Gemoがチームの勝利に王手をかけました!!
Gemo WIN
8戦目 ソルト vs Chino
チームの勝敗がかかった運命の第8試合は式神Wミラー!Chinoがこのまま勝ちきるか!?ソルトは阻止できるか!?
Chinoは知恵の光、クラーク、真実の狂信者全キープからのトップクオンドロー!!序盤最高の動きを見せます。
ソルトも4ターン目にはクオンを引け、一足先に盤面を作ります。
Chinoは多面処理は出来ないため、顔を詰めながら次のクオンの準備をします。ソルトは次のクオンの展開に備え盤面を作ります。
Chinoは先6クオン!しかしこれにはソルトもなんなく対応。
盤面で負ける前に早く削りに行きたいChinoは暴鬼進化で残り5点まで削ります。手札の真実の狂信者と合わせてあと1点!しかしソルト、高速プレイで盤面を全て撥ね除け、式神・天后でしっかり顔を守ります。
後続が続かないChinoは顔を守るためにキョウカと狂信者を置き、トップの打点に賭けます。ソルトは守護2枚で盤面からの打点を完全にシャットアウトしますが・・・
Chinoはクラークをドロー!しかしあと1点が届かず。ソルトが最終戦に繋げました!!
ソルト WIN
9戦目 Surre vs Gemo
プロリーグ史上初の9戦目!!よしもとLibalentリーダーのSurreが使う自然Dと今シーズン最強の男GemoによるコントロールEがぶつかり合う!
Surreは託宣ヴァイディと素晴らしいハンドに。対するGemoもリノセウスが引けました。
Surreはなんと3ターン目にヴァイディをプレイ!Gemoは対空射撃が無いためこれを取る事が出来ません!Gemoは渋々盤面を並べますが、イアン進化であっさり返されてしまう。4/4、5/5とコントロールEからすれば非常に苦しい盤面に。
Gemoはメイでなんとか処理しようとするも、ヴァイディを外した上、リノセウスに進化をきれなかったため、手札のリノセウスを減らしてしまう形に。
Surreの少し弱くなった盤面に対してGemoは旋風で落ち着いて返します。しかし浸食のダメージがGemoを蝕んでいく。
Gemoはカーバンクルの煌めきにより、リノセウス進化、リノUB、メイで盤面を一掃しながらカウントを進めます。
Surreは使いどころが少ないイノリをプレイ。Gemoのライフを奪っていきます。Gemoはリノセウスを顔進化させ、次のリーサルに備えます。
Gemo、トップで対空射撃をドロー!!極光の天使のバフを貫通し、OTK!リーグチャンピオンに輝いたのはAXIZ!!!
Gemo WIN
最終結果 よしもとLibalent 4-5 AXIZ
最終戦までもつれ込んだ一進一退の勝負は、AXIZに軍配が上がりました。ほとんどの試合の勝敗がトップ次第で大きく変わる、ギリギリの試合だった事から、両チームの力量はほぼ互角だったように思えます。それだけにfegのリオードRのミスが響いた形になりました。大きなミスをしなかったAXIZが一枚上手でした。AXIZおめでとう!!
3. 感想
- 自分が観戦イベントに参加したのは今回が初めてでした。完全な5クラスミラー、そして高いレベルの試合を間近で観戦できたのは良い体験になりました。サイドイベント含めてとても満足のいくイベントでした!またこのような機会があれば参加したいです。
- 会場の盛り上がり方が尋常じゃなかった。実況や観客と一体になってプレイに一喜一憂したり、両チームを応援したり、普段より一層興奮して試合を観戦していました。ただ、feg選手のバウンスドローが一番盛り上がってたのはなんか納得いかなかった。Rumoi選手も言ってたけど、上手いプレイで盛り上がりたいね!
- 最後のインタビューでのChino選手の涙からは、悔しさと勝利への貪欲さを感じました。Gemo選手が我々に涙をみせる日は来るのでしょうか。
- これにて19-20シーズンの試合は完全に終了しました。様々な出来事があったものの、やはりAXIZの活躍が一番目立ったシーズンだったように感じます。 18 2ndシーズンでの不振、無情にも思える2選手の解雇等、シーズン開始時の評判は文字通り最悪でした。しかし高いアベレージと確かな実力で19 1stシーズンでは2位、19 2ndシーズンでは1位、そして年間王者まで勝ち取り、新生AXIZはリーグ最強チームとなりました。
変なところあったら連絡ください。