【第1節】RAGE Shadowverce Pro League 20-21 season レポート
プロリーグオタクやってる生ビールと申します。
色々あって延期されていましたが、やっっっっと始まりましたRAGE Shadowverce Pro League!!!!!!!!
自粛ムードが落ち着くまではオンライン開催となるので、別日収録(今回は6/7らしい)となり、放送は録画配信となるようです。
昨シーズンから続けています、観戦レポートを書きます。全21節やりきりたい・・・
今節の注目マッチ
- まっつ vs Tatsuno (1:20:00頃)
- ちゃみ vs あぐのむ (3:25:00頃)
- cross7224 vs バーサ (5:10:00頃)
※注意
- 敬称略
- まじでただのライトプレーヤーなんでプレイ指摘自信無いです。なので人の意見とか勝手に持ち出してますごめんなさい。
- クラスはE、R、W、D、Nc、V、B、Nm表記。
目次
- 1.全チームデッキ
- 2.レバンガ☆SAPPORO vs 名古屋OJAベビースター
- 3.横浜F・マリノス vs GxG
- 4.au デトネーション vs 福岡ソフトバンクホークスゲーミング
- 5.NTT-WEST リバレント vs AXIZ
- 6. 感想
1.全チームデッキ
プロリーグ放送前にAXIZのRumoi選手がプロリーグの環境予想の動画を投稿されていました。こちらの動画でも言及されている通り、BO3でもよく使われている、コントロールE、自然D、機械V、AFNm or 機械Nmの4デッキに+αで他の1デッキがスタンダードな採用となりそうです。
そしてこちらが今回の全チームのデッキになります。普段手堅い構築を持ち込むチームは、やはり先程の法則に乗っ取った持ち込みとなっています。しかし、定期的に環境をメタった風変わりなデッキを持ち込む事が多いチームはその限りではありません。特にノーマークであったau デトネーションのレヴィオンRの役割には注目したいところ。
2.レバンガ☆SAPPORO vs 名古屋OJAベビースター
2018 1stチャンピオンを争った2チームの対戦になります。大幅に戦力を増強した名古屋OJAベビースターの実力やいかに。
1戦目 真春 vs さに
真春は厳しいNcの選択。強い金虹は拾えたものの、全体的にカードパワーの差がバラバラである事からドローの噛み合い次第で試合が大きく変わるデッキになりました。アディショナルで追加された、ナイトメアイーター、王墓の骸の活躍に注目したい。さにはDの選択となりました。PPブーストカードは拾えなかったので、岩石のアンキロサウルスで手札を交換していき、キーカードまで辿り着きたいデッキになりました。
さには岩石のアンキロサウルスで手札を交換していき、竜の財宝を手に入れます。
真春はソウルテイカー・ララが猛火のティラノサウルスのアクセラレートのみで返された事で、ロンネリスゴーストを素置きできました。
さにはラストワードの発動をおそれて処理を延ばしましたが、真春は王墓の骸の6エンハンスでさらに攻めに行きます!
盤面が2面埋まっているものの、エンハンス9が邪魔で使いづらくなる事から、ソウルストリームを7ターン目にきります。これに対してさには竜の財宝をエンハンスでなんとか2面処理。
しかし真春の勢いは止まらず。追い打ちで大妖狐・ギンセツのプレイ!さにはこの盤面を返すことが出来ません。
最後はダンシングゴーストエンハンスでフィニッシュ。初戦は真春の勝利!
真春 WIN
デッキ
#RAGEシャドバプロリーグ 第1節
— RAGE (@esports_RAGE) 2020年6月14日
【✨📣デッキ公開📣✨】
第1ラウンド
レバンガ☆SAPPORO
vs
名古屋OJA ベビースター
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レバンガ☆SAPPOROは機械エイラB、機械Nmの持ち込みが特徴的。機械Nmの天界の門採用により、5デッキ目に挙げられる自然Wにも強く出れます。
対する名古屋OJAベビースターは自然Wを5デッキ目として採用しました。パワーはどのデッキよりも低いものの、噛み合い次第ではどのデッキにも勝てるのが強み。
2戦目 さわさき vs 和真
昨シーズン頻繁に行われていた自然ドラゴンミラーとなります。新選手、和真の初陣となります!
和真は荒野の案内人を置きますが、さわさきは次の旋風のプテラノドンプレイをケアするためにドラゴニック・コアをプレイ。
さらにさわさきはドラゴニック・コアをもう1枚置きます。しかし進化をきれるカードが現状手札に無い事や、盤面を2ターンも放置してしまうのが気になるところ。和真はこの隙にしっかりナテラの大樹、旋風のプテラノドンをプレイ。
さわさきは呪われし影・ヴァイディ、猛火のティラノサウルスをドローした事でなんとか進化、除去ができました。和真もすかさず、呪われし影・ヴァイディ進化。さきに影の浸食をリーダー付与します。
6/6の呪われし影・ヴァイディが鋼鉄と大地の神のファンファーレで処理できないため、波濤のプレシオサウルス進化の苦しい処理になってしまった。未だに影の浸食をプレイ出来ていない事からライフレースでも大きく後れを取ってしまいます。
さわさきはPPブーストはうまく進んだものの、ドローが噛み合わず、盤面の主導権を返す展開にはなりませんでした。
和真の鋼鉄と大地の神でゲームセット!初登場の和真が1勝返しました!
和真 WIN
3戦目 Tatsuno vs まっつ
自然Dへの役割対象だった機械エイラBが不要牌になり、レバンガ☆SAPPORO側のデッキ選択に制限がかかってしまいます。そして3戦目は機械Nm vs コントロールEと不利マッチになってしまいました。昨シーズン大活躍だったまっつは難易度の高いコントロールEで、今回も神プレイを魅せてくれるのでしょうか。
まっつは豪風のリノセウスを返したアウェイキングガイアを最優先でマリガンで探しに行きますが、アクティブエルフ・メイを2枚引いてしまいます。Tatsunoはエアリアルクラフトがしっかり引けるものの、後攻4ターン目進化当てをあっさりケアされてしまいました。進化置き択もありますが、そもそも下げたいカードが引けない状況。
5ターン目にまっつはアクティブエルフ・メイを2枚と導きの巫女・コッコロを場に出します。先程のエアリアルクラフトのケアにはなっていませんが、4ターン目進化と異なり6ターン目の天地の侵略者・ベルフォメットをプレイされない事、場にフォロワーが残ると以降の処理が少し楽になる事、次のターンの豊穣の季節によりアウェイキングガイアを探しに行くためにハンドを減らしたい等の理由によるプレイかと思われます。
Tatsunoは6ターン目になっても天地の侵略者・ベルフォメットが引けないため、エアリアルクラフト、アーマードアルマジロ、0コスのメカゴブリンの5面展開を押し付けます。しかしまっつはアリアの旋風でしっかり全処理。前ターンの豊穣の季節によりアウェイキングガイアを引けているので、コストも順調に下げていけています。
Tatsunoはやっと鋼鉄と大地の神をドローし、手札を交換します。0コスのフロートボートマーセナリーは本来は1ドローとしては使わずにそのまま天地の侵略者・ベルフォメットに混ぜる事が多いですが、コストの下がった百機王・グライアス、ターミネイトマシンベアによる盤面押しを視野に入れたプレイに見えます。まっつはここで導きの巫女・コッコロのバフにより、エアリアルクラフトを豪風のリノセウスで進化処理。マックスバリューの天地の侵略者・ベルフォメットが出ない上、アウェイキングガイアを後半に回せる素晴らしいプレイになりました。
ここでTatsunoはターミネイトマシンベア、百機王・グライアス、グライアスの威光で強力な盤面を形成。ターミネイトマシンベアの3点は飛ばないのでバフ4点分で実質1点のみ得をしたという形になりました。
これに対してまっつはしっかりカウントを稼いでおいた豪風のリノセウスとアウェイキングガイアと共に5面処理。機械樹の番人2体の守護も強力です。この盤面を破りながら削り切るには疾走3体出れば良いが・・・
リーサルならず。グライアスの威圧と進化を残したうえで2体疾走出ればリーサルでしたが1体ではどうにもなりません。盤面のアウェイキングガイアと豪風のリノセウスとともにまっつが削り切りました。
まっつ WIN
4戦目 きょうま vs マサヤ
2連敗してしまったレバンガ☆SAPPOROですがここで、自然Wに強い機械エイラBを当てる事ができました。ウィッチ専プロ選手、マサヤはここでチームに勝利をもたらすことができるか。
マサヤは猫耳の魔法使い・キャルには辿り着いたものの、エレメントシャーマン・ライリーを2枚を引いてしまう。きょうまは機械鞭の僧侶が引けているため、盤面をしっかり広げ、すぐにでも攻勢に移れるように準備します。
きょうまは欠落の聖女・リモニウムをプレイし、次ターンの機械鞭の僧侶を絡めた大展開、もしくは鋼鉄と大地の神のプレイの両方のプランを見据えます。マサヤは6/5の欠落の聖女・リモニウムを処理する事が出来ないため、一旦放置します。
このチャンスをきょうまは逃しません。機械鞭の僧侶とデュアルエンジェルにより強力な盤面を形成します。自然Wにこれらを処理する手段はありません。リーダー、きょうまが延長戦に繋げました!
きょうま WIN
5戦目 Tatsuno vs 和真
最後は機械Vミラーとなりました。いきなり延長戦の大役を担う事になった和真はこのプレッシャーを跳ね除けて勝利する事ができるか!
和真はコアが2枚固まり少し動きづらいものの、3ターン目に和真は悪夢の始まり、背徳の狂獣、マシンナースデビルの択で悪夢の始まりをプレイ。後攻ということで進化フォロワーを残したい、選択肢を増やしたい等の理由がありそうです。そして4ターン目にはマシンナースデビルを進化。返しのTatsunoはマシンナースデビルを相打ちさせたことからテンポが遅れてしまう。
ここで和真は夜明けの吸血鬼・ノインをプレイ。背徳の狂獣を使うと鋼鉄と大地の神の受けが無くなってしまう事から、好判断となりました。さらに和真は6ターン目に夜明けの吸血鬼・ノインをプレイ。10体破壊に到達しているため強力な盤面をつくる事が出来ました。この返しにTatsunoは先に鋼鉄と大地の神をプレイしますが、コストが下がって嬉しいカードが少ないのが祟り、次ターンの動きが弱くなってしまう。
和真はワンテンポ遅れてしまったものの、8ターン目に鋼鉄と大地の神をプレイ。夜明けの吸血鬼・ノインのコストも下がったため、非常に強固な盤面を作る事が出来ました。Tatsunoはこれを返し切る事が出来ません。これにより和真が2連勝!
和真 WIN
最終結果 レバンガ☆SAPPORO 2-3 名古屋OJAベビースター
新加入した和真、まっつの活躍により、名古屋OJAベビースターが勝利しました。負けてしまったさに、マサヤも目立ったミスは無かった事から今後のチームの躍進に期待が持てます。レバンガ☆SAPPOROも明確なミスは無かったものの、択次第で勝敗が変わった可能性もありました。
3.横浜F・マリノス vs GxG
昨シーズン調子の良かった2チームの対戦になります。
1戦目 しーまん vs フォレスト
Tier1のNmミラーになりました。しーまんは2Pickだと控えめな天地の侵略者・ベルフォメットを2枚をpick。アーティファクトの引きがしっかり絡めばアーティファクトリメイカーも上手く機能しそうです。フォレストは昨シーズン猛威を振るっていたカイザーインサイトを引けました。しかしブーストキッカーがいなくなった事で無理やり10ターン目までつなぐ事が出来なくなったので、上手く盤面を繋いでいく必要があります。
お互い天地の侵略者・ベルフォメットをドロー。アーマードアルマジロを引けているフォレストが上手く活かせそうですが、しーまん側もアーティファクト関連のカードが重なり、パラダイムシフトのカウントがどんどん下がっていきます。
しーまんはドールオペレーションを空打ちする事で手札を8枚にする事が出来るものの、トップのカードより手札のカードが強い事から、アーティファクトの同調からトレースアーティファクトを選択しました。
その後しーまんはトレースアーティファクトやパラダイムシフトで盤面を優勢に進めます。さらに8ターン目にはアーティファクトリメイカーをプレイ!これにはフォレストもどうしようもありません。
天地の侵略者・ベルフォメットをプレイしますが、この盤面を返し切る事はできず。しーまんが先制点をあげました!
しーまん WIN
デッキ
#RAGEシャドバプロリーグ 第1節
— RAGE (@esports_RAGE) 2020年6月14日
【✨📣デッキ公開📣✨】
第2ラウンド
横浜F・マリノス
vs
G×G
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今回は両者ともに自然Wを採用しました。そしてGxGはコントロールEを不採用としました。
2戦目 あぐのむ vs ちゃみ
機械V、自然Dの試合になります。
ちゃみは竜の託宣、呪われし影・ヴァイディのプレイで夜明けの吸血鬼・ノインのケアをします。しかしあぐのむはこれに怖がらずに夜明けの吸血鬼・ノインをプレイ。ちゃみは夜明けの吸血鬼・ノインに進化荒野の案内人を当てて呪われし影・ヴァイディでライフを詰めます。
5ターン目にマシンナースデビルを進化させます。ここで進化を使わずに6ターン目の背徳の狂獣進化、鋼鉄と大地の神進化で形成逆転のプランも見えますが、盤面にいる呪われし影・ヴァイディを放置してしまうと、返しのちゃみの鋼鉄と大地の神に付き合わなくてはいけなくなり、結果的に2ターンも呪われし影・ヴァイディを放置する事になりライフで大きく損をする事になります。また盤面のフォロワー全て当たって処理する選択も、今まで保ってきたテンポを失ってしまうため気が進みません。盤面にアーマードバットがあるため、将来的に盤面ロックが怖いという裏目はありますが、ちゃみに主導権を握らせないためには最善の択だったように思えます。
盤面では常に劣勢で鋼鉄と大地の神も引けていないちゃみは嵐鉄の竜人でなんとか2面処理。
あぐのむはここでワンダーコック背徳の狂獣進化を選択。ライフも詰まっている事から強気のプレイとなりました。しかし盤面ロックも誘発しやすくなってしまうのでワンダーコック2体プレイで次の鋼鉄と大地の神で攻めに行くプランもありました。先ほどのちゃみ側の鋼鉄と大地の神が怖いターンとは異なり、こちらも鋼鉄と大地の神で返してライフや盤面を回復する事ができるのでこのターンでの4/3無視程度なら許容できたかもしれません。
ちゃみは盤面をロック。ようやく浸食をプレイしますが間に合うか?
帰ってきたターンで荒野の休息と鋼鉄と大地の神が引けたため、次ターンもロックができます。
そして鋼鉄と大地の神からドローしたカードにより削り切りました!常に盤面が劣勢だったちゃみでしたが、2ターンにも及ぶ盤面ロック、呪われし影・ヴァイディの4点分がしっかり活きました。
ちゃみ WIN
3戦目 水煮 vs リグゼ
リグゼはRAGEファイナル進出でも使用したAFNmを選択。水煮はコントロールEで流れを取り戻したい。
リグゼは順調に面を広げます。水煮は一旦アリアの旋風で盤面をリセット。返しにリグゼはアブソリュート・モデスト進化させます。
アクティブエルフ・メイを前ターンに引き抜かなかった事により、5/6の処理は困難なように見えましたがギリギリで2枚目をドローした事により進化権を温存できました。
リグゼはここでアーティファクトの同調からレディアントアーティファクトをプレイします。ライフを削りながらも、パラダイムシフトのコストを下げ、アブソリュート・モデストの打点も延ばすことができました。
7ターン目に満を持して機構の開放からブリッツアーティファクト2体を出し、残り1点まで詰めます。水煮はプライマルギガントのアクセラレート、幻想の妖精竜でライフをなんとか守ろうとしますが、リグゼのアーティファクトリメイカーによりゲームエンド。GxG不動のエースにより2-1でリードしました。
リグゼ WIN
4戦目 みずせ vs Riowh
追い込まれた横浜F・マリノスですが、自然Dに自然Wをあてられてしまいます。
Riowhは荒野の休息、インパルスアルケミストで順調にナテラカウントを稼いでいきます。
ここでみずせは後攻4ターン目に荒野の案内人進化顔、呪われし影・ヴァイディ、ナテラの大樹をプレイしました。
4/4が2体と非常に対処しづらく、またRiowh側からは絶対に呪われし影・ヴァイディを処理したい事から荒野の案内人は無視される可能性が高いため、次ターンもライフを削ることが出来ます。
荒野の案内人が処理されないという事は、ナテラの大樹はラストワードで出て来ないので、次ターンからナテラの大樹を割れるように残ったナテラの大樹を置いたという形になります。
Riowhはゲイルエレメンタラーで呪われし影・ヴァイディを処理、次の処理を楽にするためにマナリアの魔弾で荒野の案内人を4/1にしました。マナリアの防陣での進化処理をしなかったのは、猫耳の魔法使い・キャルとエレメントシャーマン・ライリー進化リーサルのために温存したと思われます。
みずせは影の浸食を起動させ、残り10点まで削ります。Riowhはストームエレメンタラーで4/1の荒野の案内人を処理しますが、みずせは獄炎のドラグーン・ローラのエンハンス進化顔で大きく顔を削りに行きます。
残り4点になってしまったRiowhは回復する事が出来ません!最後はみずせが浸食で4点を出して削り切りました。不利なマッチを覆し、延長戦に繋げました!
みずせ WIN
5戦目 みずせ vs リグゼ
不利デッキを打ち破ったみずせと、毎度好調のリグゼの対戦です!マグナジャイアントの存在により、機械Nmが有利になっています。
みずせはコンセントレイトを2連打して手札を増やします。しかしリグゼの置いた背徳の狂獣は処理できず、さらに夜明けの吸血鬼・ノインをプレイされてしまいます。
エアリアルクラフトプレイからデュアルエンジェルで夜明けの吸血鬼・ノイン処理はできないので、1面処理のみになってしまいました。ライフを8点まで詰められたもののコストの下がった鋼鉄と大地の神によりなんとか盤面を取り返しました。
さらにコストの下がったターミネイトマシンベア、百機王・グライアスで強力な盤面を作ります。リグゼも鋼鉄と大地の神により盤面を処理しながら次のリーサルを見据えます。
みずせは天地の侵略者・ベルフォメットで盤面を再び作ります。しかし守護が1枚であった事から、リグゼは鋼鉄のヴァンパイア・スレイ、真紅の抗戦者・モノで削り切りました!エース、リグゼの2連勝でチームが勝利しました!
リグゼ WIN
両者一歩も譲らぬ接戦でしたが、リグゼの活躍によりGxGが勝利しました。このままRAGE GRAND FINALSまで突っ走ってほしい!!負けてしまった横浜F・マリノスですが、くびなが選手の参入による作戦会議の活性化、高度なプレイから、今シーズンでも上位に食い込むことを期待させる試合内容でした。
4.au デトネーション vs 福岡ソフトバンクホークスゲーミング
先程とは打って変わって昨シーズン調子の悪かった2チームの対戦になります。一刻も早く悪い流れを断ち切り、今シーズン良いスタートをきりたいところ。
1戦目 cross7224 vs バーサ
再びNmミラーとなりました。cross7224は運命への反逆やアイアンスティンガーなどの4ターン目の強い動きがみれる安定感のあるデッキになりました。バーサもアーティファクトよりの柔軟なデッキになりました。バーサは暗雲の巫女・エネスが3枚pickできているため、積極的に攻めるプランを取りたい。
cross7224はアナライズアーティファクトで共鳴がずれた事により、運命への反逆をプレイ。憤怒の女神・メガイラを加えます。バーサはこの返しにアイアンスティンガーを進化させますが、cross7224もアイアンスティンガーで一方的に処理します。
バーサはマジックエンジニアを2枚増やすことで、長いゲームを見据えます。
前ターンに置いた暗雲の巫女・エネスとアナライズアーティファクトの進化により、全処理。さらにプロテクトアーティファクトまで置き、ようやくバーサが盤面で優勢に立ちます。cross7224はここから盤面を返す事が困難なってしまいます。
バーサは9ターン目最強カード、ゴブリンスクラムをプレイ!cross7224はこの盤面を返す事ができるか!!??
返しませんでした!このままではバーサ側は盤面をロックされた状態で、cross7224側のゴブリンを全て通してしまうと逆にリーサルを決められてしまいます。バーサは盤面のゴブリンとエンジェルシュートを使っても3体しか除去できませんでした。
cross7224が手札の憤怒の女神・メガイラ、ブリッツアーティファクトにより削り切りました!チームに勢いを引き入れる鮮やかな勝利でした。
cross7224 WIN
デッキ
#RAGEシャドバプロリーグ 第1節
— RAGE (@esports_RAGE) 2020年6月14日
【✨📣デッキ公開📣✨】
第3ラウンド
au デトネーション
vs
福岡ソフトバンクホークス
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au デトネーションは下位リーダーかと思われていた(6/7収録当時)ロイヤル、ネクロマンサーを採用しました。機械Vに強いレヴィオンR、自然D等に強い冥府Ncとなります。対する福岡ソフトバンクホークスゲーミングはTier上位の4デッキと機械エイラBとスタンダードな採用になりました。
2戦目 Enju vs NISE
構築初戦は機械Vミラーになりました。au デトネーションの魔獣の女帝・ネレイアの1枚採用が役に立つか。
NISEは先攻でしっかりドローソースを引けています。Enjuは先4夜明けの吸血鬼・ノインをケア出来ないので背徳の狂獣をプレイ。NISEは夜明けの吸血鬼・ノインを引けなかったため、デュアルエンジェルをプレイしますが、返しにマシンナースデビルを使われたことでテンポを失ってしまいました。
お互いマシンナースデビル、背徳の狂獣に進化をきった後、鋼鉄と大地の神を投げ合いますが、先に鋼鉄と大地の神を置けたNISEが大きくライフと盤面で差をつけます。
NISEは鋼鉄と大地の神でコストの下がった夜明けの吸血鬼・ノイン、マシンナースデビル2枚、デュアルエンジェル、そしてドローしてきた真紅の抗戦者・モノと非常に強力な盤面を作ります。
絶望的かと思いきや、Enjuは冷静に魔獣の女帝・ネレイア、夜明けの吸血鬼・ノイン、マシンナースデビルで盤面を完全に返しました。NISEは機械神をドローした事でなんとか盤面を返します。体力が詰められているEnjuは真紅の抗戦者・モノで顔を守ります。
Enjuは悪夢の始まり、機械神、鋼鉄と大地の神により、ほぼリーサルでしたが、見逃してしまいました。
背徳の狂獣のダメージが顔に行けば、真紅の抗戦者・モノ守護当たり、プロダクトマシーン進化でNISEの勝利でしたがあと一歩届かず。ギリギリでEnjuが勝利しました!
Enju WIN
3戦目 ミル vs MURA
チャレンジ枠のMURAが1節でいきなり登場!プロリーグ最強の男・ミルとの対戦になります。
ミルはコントロールEに強いプリンゴースト・ミヤコを2枚プレイ。4ターン目にはライフを13点まで詰めてしまいました。MURAは無理やりアリアの旋風と幻想の妖精竜進化でなんとか3面処理。
プリンゴースト・ミヤコの1点で幻想の妖精竜を処理できますが、王墓の骸進化で処理。3/1が豪風のリノセウス進化で処理されないためMURAのリソースを使わせられる事、イグジストソード・ギルトをプレイできる事が要因かと思われます。
ドローが進んでいくミルに対して全く豪風のリノセウスを引けないMURAは追い風の妖精でドローを加速させますが、引けず。
墓場が30以上たまったミルは冥府を設置。なんとか回復で逃れようとするMURAに対してミルはさらに2枚目の冥府を設置。そのままミルが勝利しました。
ミル WIN
4戦目 Spicies vs カラクリ
負けてしまった福岡ソフトバンクホークスゲーミングですが、なんとか1勝は持ち帰りたい。強敵Spiceisをカラクリは打ち破る事ができるか。
Spiciesは竜の託宣から呪われし影・ヴァイディをプレイ。カラクリはこの処理に少し手を焼きますが、5ターン目には欠落の聖女・リモニウムをプレイ。6ターン目には鋼鉄と大地の神を着地させます。遅れてSpiciesも鋼鉄と大地の神をプレイしますが、必殺が付与された機械腕の祈り手に進化権を吸われてしまいました。
カラクリは2枚目の鋼鉄と大地の神をプレイ。機械鞭の僧侶、聖なるアルミラージ・ジャスティーを引けたことで強力な盤面を形成しました。なんとかSpiciesは母なる君で盤面を返しますが、そのままカラクリが勝利しました。
カラクリ WIN
最終結果 au デトネーション 3-1 福岡ソフトバンクホークスゲーミング
3-1とau デトネーションの圧勝に終わりました。レヴィオンR、冥府Ncにより、福岡ソフトバンクホークスゲーミング側のデッキ選択を攪乱できた事が最大の勝因だったかもしれません。第1節にて早くもチャレンジ枠のMURAが登場しましたが、激しい下振れで敗れてしまいました。出場回数は限られているため、MURAが活躍できる環境になった時に出場するべきかもしれません。
5.NTT-WEST リバレント vs AXIZ
最終戦は昨シーズン、リーグチャンピオンシップで争った因縁の対決です。
1戦目 keisuke3 vs Rob
keisuke3はTier1のNmを選択できました。盤面を繋ぐ暗雲の巫女・エネス、アイアンスティンガー2枚、レゾナンスハート・ツヴァイにフィニッシャーのゴブリンスクラム、爆炎の魔神とバランスの良いデッキになりました。対するRobはDを選択。金剛のパキケファロサウルスが2枚引けているので、上手くディスカード効果を活かしながら、シヴァ、喧嘩屋の少女・カヤなどでフィニッシュするプランが見えそうです。
後攻で竜の託宣を打ったRobは少し展開が遅れてしまう。進化効果が発動しなさそうな鋼爪の竜戦士から使っていきます。keisuke3はブーステットタイガーでトレードし、3面の展開を押し付けます。RobはPPブーストしたお陰でニードルドラゴニュートの2面処理が可能になりました。
keisuke3はこれに対して、パペットショックで処理します。アイアンスティンガー進化、操り人形の攻める選択と比べると受けに回るようなプレイになりました。攻めが得意で、受けが苦手なDに対して、主導権を渡しかねないプレイになる可能性もありますが果たして。
パペットショックを使われた事から攻撃不可フォロワーの処理が困難になると見越したRobは聡明のドラゴニュートスカラーを進化させます。keisuke3はこれを処理出来ないため、身を守るためにドミネイトフォートレスを設置。しかしRobはしっかりこの守護を突破。喧嘩屋の少女・カヤも見えている事から、聡明のドラゴニュートスカラーによるビートプランに完全にシフトしました。
keisuke3はこの攻撃を止めるために盤面を広げ続けます。しかしRobはトップの金剛のパキケファロサウルスにより、この盤面にも対応できました。
keisuke3は2枚目のアイアンスティンガーで盤面を処理しながら、守護を設置します。
Robはここで喧嘩屋の少女・カヤでプロテクトアーティファクトを突破します。フィニッシャーの喧嘩屋の少女・カヤを残すために、雄大なるルフ鳥による処理の選択も見えますが、次ターンに雄大なるルフ鳥、アマルガムドラゴンと共に使う事ができる事、プロテクトアーティファクトが出てくる事を考慮した選択になりました。
予想通りkeisuke3がプロテクトアーティファクトを置いた事により、アマルガムドラゴン、聡明のドラゴニュートスカラーにより、Robが削り切りました!keisuke3が5ターン目で攻めを継続していれば戦況も変わっていたかもしれません。
Rob WIN
デッキ
#RAGEシャドバプロリーグ 第1節
— RAGE (@esports_RAGE) 2020年6月14日
【✨📣デッキ公開📣✨】
第4ラウンド
NTT-WEST リバレント
vs
AXIZ
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NTT-WEST リバレントはau デトネーションに引き続き、冥府Ncを採用しました。
AXIZは年間王者に相応しい王道の5デッキとなっています。
2戦目 feg vs Rumoi
リーグチャンピオンシップで2連戦した2人の対決になります。fegは当時のような凡ミスが起こらないのを祈るばかり。
fegはドローを回しながら、墓地を稼いでいきます。Rumoiはエアリアルクラフトが引けているため、早期の決着が狙いに行けそうです。
ここでRumoiはアナライズアーティファクトを出しませんでした。次ターンのエアリアルクラフト当て先を確実に残す選択になりました。
feg側もソウル・コア、モーターグレイブディガーを使用した事で、死期を視るもの・グレモリーの直接召喚を達成します。これにより酒吞童子によりPP回復し、墓地を34まで到達させ6ターンに冥府を起動させました。また、酒吞童子を進化させ鋼鉄と大地の神にわざと当てた事により、天地の侵略者・ベルフォメットからの遮断の触手進化自滅による回復を防いでいます。
Rumoiは天地の侵略者・ベルフォメットから蹂躙の触手を4体出せばリーサルでしたが、2体のみとなりました。
世界王者fegがチームに1勝を取り戻しました。
feg WIN
3戦目 Surre vs Chino
ロングゲームが得意な2人の対戦です。コントロールEに強い鋼鉄のヴァンパイア・スレイの採用は1枚のみとなっています。
Surreは先4夜明けの吸血鬼・ノインをワンダーコックにぶつけます。対空射撃で処理されるという手痛い裏目が存在しますが、Chinoは持っていなかったので、実質2点得した形になりました。
しかしアリアの旋風で全処理されたため、鉄刃の悪鬼のドローが乏しくなってしまいました。悪夢の始まりは豪風のリノセウスの進化を誘発してしまう事、背徳の狂獣と共に使えるという事から温存しました。
ChinoはSurreの手札が増えた事から、鋼鉄のヴァンパイア・スレイのケアをするために機械樹の番人で顔を守ります。Surreは2枚目の鉄刃の悪鬼のプレイにより大量ドローしますが、鋼鉄と大地の神が中々ドローできません。
機械V特有の鋼鉄と大地の神後の強力な盤面に対応するために後半に温存したいアウェイキングガイアですが、Surreが鋼鉄と大地の神を引けていない事からChinoは2枚の幻想の妖精竜の裏にアウェイキングガイアをプレイする選択を取りました。Surreはこのアウェイキングガイアを処理する事ができません。
アウェイキングガイアによりライフを削られていくSurreはブラッド・コアで延命しようとしますが、豪風のリノセウスのカウントが間に合いました。豪風のリノセウスの三連撃によりChinoが削り切りました!
Chino WIN
4戦目 けんぴ vs Gemo
けんぴ選手の復帰戦となります!対するは昨シーズン猛威を振るっていたGemo選手になります。
猛火のティラノサウルスを2枚連続で引いた事により、夜明けの吸血鬼・ノインをケアする事も出来ますが、鋼鉄と大地の神の早期着地を目指すために3ターン目はドラゴニック・コアをプレイ。
しかしけんぴは融合するための機械カードを引けなかったので、一旦呪われし影・ヴァイディをプレイする事になりました。Gemoはマシンナースデビルに進化をきった事により、6ターン目に鉄刃の悪鬼で4枚ドローできました。
けんぴは機械カードを引けたことで、やっと鋼鉄と大地の神をプレイする事ができました。影の浸食を打ちながら、フォロワーを広げていきます。Gemoも鋼鉄と大地の神この盤面を返し、次のターンにはコストの下がった鋼鉄のヴァンパイア・スレイ、真紅の抗戦者・モノ2枚で20点以上削れる手札が揃いました。
けんぴは2枚目の鋼鉄と大地の神でなんとかナテラカウントを稼ぎますが、あと2点まで届かず。やはりGemoの鋼鉄と大地の神がプレイされる前に先に展開を押し付けたかった・・・。
ライフでは追い詰められていたGemoが20点一気にひっくり返して勝利しました!
Gemo WIN
最終結果 AXIZ 3-1 NTT-WEST リバレント
19-20 season年間王者のAXIZがスタンダードなデッキ、正確なプレイングでNTT-WEST リバレントをねじ伏せました。NTT-WEST リバレントも冥府Ncで勝利した事から、メタを読む力は健在なようです。
6. 感想
- 新型コロナウィルスによる延期で、WUP環境で行われるプロリーグはこの1節のみとなりましたが、正直この1節だけでは足りないくらい濃密な環境だと感じました。鋼鉄と大地の神の登場により既存のデッキのパワーが大幅に上がった上、これらのデッキが強いターンがある程度絞られている事から特定のデッキでメタる事も可能だったので、突き詰めればどのリーダーも採用される可能性がある多様性に富んだ環境だったと思われます。特に5リーダー使わなくてはいけないプロリーグルールでは一強環境より、WUPのような雑多な環境の方が競技性の高い環境と言えるでしょう。アディショナル前、直後のプロリーグ環境のサイクルがどうなっていたかも観てみたかったです。
- プロリーグ収録前(プロ選手が構築を広める前)まではほとんど目にする事が無かった、レヴィオンR、冥府Ncが採用された事には大変驚きました。実際に対戦相手のデッキ選択に影響を及ぼしていた事から、これらのデッキを採用したau デトネーション、NTT-WEST リバレントの構築力の高さが窺い知れます。
- 各所で耳にしていましたが、今期は特に練度が重要な環境であると再認識しました。1つの選択で勝敗が別れる試合や、不利なデッキに対してもカードの使い方次第で勝利するシーンが今節では特に観られました。正直自分のようなライトプレイヤーでは全てのプレイを理解しきるのは不可能なので、実況・解説の方々には頭が上がりません。
- 2Pickでは絶対的Tier1のNmですが、ブーストキッカーのナーフにより、活発な盤面の取り合いが戻ってきたような気がします。ただ耐えて強力なフィニッシャーでゲームを終わらせるのでは無く、アーティファクト関連のカード等による豊富な選択肢から繰り出される、緻密なプロ選手同士の盤面のやり取りが観れてとても楽しかったです。
- オンライン開催のため、選手達はリモートでの参加となりました。選手によってはカメラがズレていたり、声が聞こえづらくなっていましたが、それでも選手のリアクションや会話する様子が観れて良かったです。
- 録画配信という事で試合前後のインターバルが大幅に縮まり、放送時間も少し短くなりました。それだけに実況・解説陣の試合を繋ぐ会話が長く感じてしまいました。
次回の第2節は7/5(日)です!
リグゼファイナル頑張れ!!!
変なところあったら連絡ください。