RAGE Shadowverse Pro League 観戦レポート

RAGE Shadowverse Pro League 観戦オタクです

【第4節】RAGE Shadowverce Pro League 20-21 season レポート

プロリーグオタクやってる生ビールと申します。

RSPL第4節の観戦レポートを書きます。

 

今回は試合ごとの振り返りはもちろん、今まであまり触れて来なかった、作戦会議で行われる「デッキ選択」について詳しく調べていきます。

 

今節の注目マッチ

  • Spiciesの2戦 (1:10:00,1:50:00頃) 
  • まっつ vs 水煮 (3:40:00頃)
  • MURA vs けんぴ (5:25:00頃)
  • Tatsuno vs Chino(7:20:00頃)

 

※注意

  • ほぼ敬称略
  • まじでただのライトプレーヤーなんでプレイ自信無いです。なので人の意見とか勝手に持ち出してますごめんなさい。
  • クラスはE、R、W、D、Nc、V、B、Nm表記。

 

目次

 

1.au デトネーション vs GxG

 

 お互いに勝ち越し中の2チームの対戦になります。

 

1戦目 cross7224 vs フォレスト

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cross7224はRを選択。2コストカードが14枚とかなり軽いデッキになりました。エンハンス、ドローソースで上手く手札をやりくりする必要があります。

対するフォレストはEの選択。やや横展開が強いので、序盤から攻めていけるデッキに。相手がRという事で、喝采の獣使いは何としても引いておきたい。

 

 

フォレストは先攻1ターン目からフォロワーをプレイし攻めていきます。cross7224は体力を詰められながらも後攻4ターン目にしっかり静寂の元帥を進化させる事ができました。

 

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ここでフォレストはマドロスエルフ、フォレストダーク・レオネルにより、一気に盤面を作り上げます。cross7224は当然全処理はできないので、安らぎの女王のエンハンスにより、最低限体力を守ります。これによりフォレストのハンマーモンキーを1枚使わせる事ができました。

 

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cross7224はペインレスサムライ、オネストシーフ、ラストワードが付与された武器商人・エルネスタと黄金の靴を組み合わせて、進化を使わずに全処理します。

オネストシーフ2枚目や探偵の推理など後続の処理が見えており、喝采の獣使いからアクセラレート1枚までならケアになっているので、無理に進化を使ってもっと強い盤面を作っても良かったかもしれません。

そしてフォレストは喝采の獣使いをドロー。必殺が付与された4/4のドレッドハウンドは、進化相打ちで処理する事になってしまうので、処理せずパス。

返しに白銀の閃き・エミリアをトップで手に入れ、再び強い盤面を作りますが、抑圧の関門、ブロッサムアーチャーで2面処理。相打ちでフォロワーが残らなかったため、ドローソースである探偵の推理をプレイできません。

 

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フォレストはトップでフェアリーアサルトを手に入れます。若葉の精霊、癒しの波動で進化処理してからエンハンスを外してフェアリーアサルトで4面処理しました。回復カードを挟んだ事で、cross7224のトップのクイックブレイダーによるリーサルを防ぐ事ができました。

cross7224はペインレスサムライによって、次ターンにリーサルを決められるように顔を詰めます。

 

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フォレスト、トップでハンマーモンキーを引き込みました!ギリギリで6点削りきり、フォレスト勝利!!cross7224もあと2点だったので、進化をきるタイミング次第では勝敗が変わっていたかも。

 

フォレスト WIN

 

 

デッキ

 

 

au デトネーションは異形E、進化R、魔道具専門店W、ディスカードD、葬送Ncの持ち込みになりました。前節の異形E、秘術W、冥府Nc、コントロールV、エイラBから、大きく持ち込みを変えていきました。

 

 

異形Eは前節と4枚違い。地を裂く異形に混ぜられない事や、デッキリストが認知されている事から、ケアされやすい《世界》・ゼルガネイアは1枚減らし、その分の回復をプライマルギガントに散らしています。また《吊るされた男》・ローフラッド3枚は、前節全チーム採用していたエイラBを考慮していそうです。

 

Wは秘術から魔道具専門店に変更。

前節のGxGが異形Eを不採用としていた事、2節連続で魔道具専門店Wに不利な秘術Wを持ち込んでいる事から、魔道具専門店Wを採用したと考えられます。

 

秘術Wを筆頭に、どの対面でもそこそこに戦えるディスカードDも採用しました。

神託の大天使・ガブリエルは打点を補うだけでなく、環境に増えた疾走が勝ち筋のデッキに対して強いカードとなっています。

 

冥府Ncは葬送Ncに変更されました。こちらも幅広いマッチアップを見ての採用でしょうか。

 

そして今節では全チームでは唯一の進化Rを持ち込んでいます。オネストシーフ、君臨する猛虎がナーフされたものの、主にエイラBに強い事から採用していそうです。

何よりau デトネーションには最強のロイヤルの使い手がいるので、相手から見ても威圧感のある採用になりました。

 

 

GxGは異形E、秘術W、ディスカード、葬送Nc、エイラBの採用になりました。AFNmが異形Eになった事が、前節との変更点となります。

 

au デトネーションの異形Eとの大きな違いは、マシンブーメランエルフがプラントエルフになっている箇所でしょう。2/2とのトレードが出来なくなったものの、進化効果である1点バーンや、進化後スタッツ3/5が秘術Wに強い事が特徴です。

 

秘術Wはマナリアの偉大なる研究、結束の魔術、ラブソングシンガーを3枚ずつ採用しています。小回りの利く土の秘術要素が大きく削がれた代わりに、相性をより明確にできるカードの採用により、プロリーグ環境に対応したデッキになっています。

 

ディスカードDはほとんどスタンダードなデッキですが、目を引くのがクラウドギガースの1枚採用。手軽な大型守護として使え、1枚採用するだけで、デッキから引いて繰り返し使う事も出来ます。デッキの回転が早く、いらないカードは捨てる事ができるディスカードDの特性と合致したカードになっています。ドラゴニックコールより日輪のドラゴンの枚数を多くしているのも、このクラウドギガースを考慮していそうです。

 

葬送Ncは以前のリストに比べて打点の出やすさのバランスが良い、冥府の頂点・アイシャ、酒吞童子両採用型になりました。

 

エイラBは前節それぞれ1枚していた堕落の決意、マシンフィンガー・イヴィルを不採用としたシンプルなデッキになりました。

 

魔道具専門店Wに強い異形E、デッキ調整により魔道具専門店W、ディスカードDにも強くなった秘術Wの存在により、GxG側が持ち込み段階で有利であると感じました。さらに2Pick戦でもGxGが勝利しているため、au デトネーション側には不利対面を何戦か捲る必要がある厳しい状況に立たされています。

 

 

2戦目 ミル vs Riowh

1勝獲得したGxGは、役割は少ないものの比較的投げやすかった葬送Ncを選択。恐らく同様の理由でau デトネーションも葬送Ncを選択したため、ミラーになりました。しかしau デトネーションにとっての葬送NcはエイラBへの役割がありますが、今後に影響を及ぼす事になるのでしょうか・・・

 

 

 

お互いに《恋人》・ミルティオを引き込めました。先攻のRiowhが有利ですが2パスしてしまった上、幽庵の墓守の結晶を置かれてしまいました。

 

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ミルは4ターン目に酒吞童子を進化させます。Riowhはハングリースラッシュで処理もできますが、くっつきが悪いため《恋人》・ミルティオをプレイ。しかし場に出たのは冥府の頂点・アイシャだけとかなり厳しい状況。

返しにミルは幽庵の墓守進化で2体処理し、《恋人》・ミルティオをプレイ。場に出たのはスピリットキュレーターのみでしたが、盤面で大きくリードします。

 

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Riowhは残った酒吞童子に、フェイタルオーダーから出たデッドメタルスターを自滅させ、リアニメイトで場に出た征伐の死帝で強い盤面を作りました

しかしミルもフェイタルオーダーデッドメタルスター自滅により、征伐の死帝で盤面を取り返します。

 

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Riowhは綺麗に盤面を取る手段が無いため、カーニバルネクロマンサーからのデッドメタルスターで征伐の死帝のみ処理し、ターンエンド。

ミルは返しのターンでRiowhのリーサルが無いと判断し、一気に顔を削りに行きます!デッドメタルスターのおかげで盤面の維持力は十分なので、次のターンも継続して顔を削りに行けそうです。

Riowhは幽庵の墓守進化で盤面を処理します。さらにカーニバルネクロマンサーの効果でハングリースラッシュを引き込めたおかげで、ミルの想定以上に盤面を返す事が出来ました。 

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しかしここでRiowhは、征伐の死帝で盤面のリッチを処理しませんでした。これにより直接召喚、もしくは手札から出る冥府の頂点・アイシャによって確負けとなってしまいました。

盤面のリッチと冥府の頂点・アイシャによってミルの勝利!厳しいミラーの後攻でしたが、先に顔を削りに行った判断が功を奏した形になりました。

 

ミル WIN

 

 

3戦目 Spicies vs ちゃみ 

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スコアは振り出しに戻りました。

au デトネーション側から葬送Ncが無くなった事から、GxG側はこれに不利だったエイラBが動きやすいです。もう一つ不利な進化Rも不利対面が多いので、エイラBはかなり出しやすいデッキになりました(先程の葬送Ncはこれを狙っていた?)。

au デトネーションは、これを読んでエイラBに有利な進化Rを投げます(作戦会議でエイラBのリストをSpiciesが確認している点からも、エイラBを想定している事が読み取れる)。

GxGはこの進化Rにやや有利な秘術Wを当てる事が出来ました!(作戦会議からは進化R読みはしてなさそう。単純に投げやすいから投げてそう)

進化R側は、秘術Wの土要素が少ない事から起因する処理能力の低さを突いていく事が勝負のカギとなります。

 

 

Spiciesは無敗の剣聖・カゲミツを1ターン目に2枚引けました。1ターン目から出すアグロムーブも魅力的ですが、3ターン目プレイや、君臨する猛虎による疾走付与を考慮してか、温存します。

ちゃみはキープしていた《愚者》・リンクルをプレイし、3ターン目には剥落の暴圧をプレイしました。処理にまわる事になる進化R対面に対して、毎ターンリーサルラインを狭めてくれるので、是非とも欲しかったカードです。

 

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Spiciesは3ターン目に予定していた無敗の剣聖・カゲミツをプレイ。さらに4ターン目にはシールドフォーメーションと無敗の剣聖・カゲミツをプレイし、処理要求の多い盤面を作りました

この横展開を処理したいちゃみですが、境界の魔導士、でたらめな接合を引くことが出来ません!ラブソングシンガーで無敗の剣聖・カゲミツ1体のダメージを防ぐのみとなってしまいました。

 

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1ターン目に無敗の剣聖・カゲミツを出しておくと、このターンで進化をナイトに割く事ができたので少し得をしていた

この5面展開にトップで引いてきた信念の剣閃によるバフをかけ、無敗の剣聖・カゲミツ進化。処理されづらい体力5の無敗の剣聖・カゲミツを作りながら、体力を5点まで削る事ができました。

ちゃみはようやく引けた境界の魔導士によって、盤面を全処理します。これに対してSpiciesは白銀の閃き・エミリア進化、オネストシーフ、シールドフォーメーションをプレイし、盤面を処理しながら連携10を達成。

しかしこの盤面も、猫耳の魔法使い・キャル進化で全処理されてしまいました。体力も10まで下げられてしまったため、次のターンのユニオンバースト猫耳の魔法使い・キャルでリーサルになってしまう。

 

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!!

万事休すかに思えましたが、トップで君臨する猛虎をドロー!連携10により直接召喚された天覇風神・フェイランに疾走を付与し、逆転リーサル!!不利対面をギリギリで捲りました!

 

Spicies WIN

 

 

4戦目 Enju vs リグゼ

au デトネーションは、4戦目で厄介な秘術Wに魔道具専門店Wを当てる予定でしたが、思わぬ形で討伐できました。これにより異形Eは明確に不利な対面が無くなったため、この4戦目で投げる事になりました。

GxGは異形EかエイラBしか使えるデッキが無くなったので、ミラーよりはプレイが関与するエイラBを選択する事になりました。

 

 

Enjuはマリガンで地を裂く異形を引き込めたため、1ターン目から融合を進めます。リグゼは聖弓の使い手・クルトを引けていたので、確定でピラータートルから清純なる祈り・エイラをサーチできました。

 

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融合後の手札

Enjuは3ターン目に《吊るされた男》・ローフラッドをドロー。エイラBに対して強力なエンハンス効果を持っていますが、4ターン目に安定して頂きの闘技場を直接召喚するために渋々プレイする事になりました。リグゼは守護を継続して貼れるように動いていきます。

 

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Enjuはピラータートルを2体倒すために森を彩る者・エルフクイーンをプレイ。しかし頂きの闘技場を素引きしてしまったため、次のターン地を裂く異形の融合が行えなくなってしまいました!次ターンに頂きの闘技場を置かないと、このターンの《吊るされた男》・ローフラッドの3点と合わせても20点まで届きません。

 

リグゼはしっかり清純なる祈り・エイラに進化を着地。

Enjuは次ターンに勝つために頂きの闘技場を置きますが、清純なる祈り・エイラ、剛健の翼人の守護2面を作られた上に20点まで回復されてしまいました。

 

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ここでのリーサルはないので、Enjuはマシンブーメランエルフを剛健の翼人を処し、清純なる祈り・エイラを無視します。守護2面出ずに、ターンが帰ってくれば20点OTKAですが・・・

 

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頂きの闘技場のバフを合わせてピッタリ20点リーサル!!のってる漢リグゼが最終戦に繋げました!!

 

 

リグゼ WIN

 

 

5戦目 Spicies vs Riowh

なんとか延長戦に持ち込めたGxGはここまで温存していた異形Eを選択します。

異形Eを抜かされてしまったau デトネーションは、対面の異形Eに対して、まだ目のあるディスカードDを選択しました。

 

 

Spiciesは大逆のドラゴサモナーを2枚引けたので、Riowhの6ターン目前までに悲哀の赤竜を2枚出せるように動いていく必要があります。

対するRiowhも1ターン目に地を裂く異形を引けました。手札の密林の守人関連カードを中心に融合を進めていきます。

 

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先攻2ターン目竜の託宣からの3ターン目。聡明のドラゴニュートスカラーで1枚目の大逆のドラゴサモナーを捨て、余った1ppを蛇竜の契りでさらにもう1枚捨てました。覚醒後の2ドロー効果は魅力的ですが、次ターンの水呼びの竜使いエンハンスに合わせて早めに悲哀の赤竜が欲しい事、そもそも波濤のプレシオサウルスが欲しい事を考慮してプレイしたと考えられます。

 

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これにより4ターン目にドラゴニックコールを引けました。水呼びの竜使いでアサルトジャガーを処理し、聡明のドラゴニュートスカラーでプラントエルフの体力を減らし、少しでも波濤のプレシオサウルスで処理しやすい盤面を作りました。

Riowhはこの盤面に森を彩る者・エルフクイーンで対応。波濤のプレシオサウルスを加えられているので、頂きの闘技場はかなり出しづらい状況になっています。

 

Spiciesは順当に波濤のプレシオサウルスを進化させます。

Riowhは次ターンには守護2面使われる事が分かっているので、次ターンにはフォレストダーク・レオネル、喝采の獣使いのための進化権と、地を裂く異形のための進化権を残したい。プラントエルフ進化頂きの闘技場直接召喚はせず、アサルトジャガー処理のみプレイしました。

 

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Spiciesは聡明のドラゴニュートスカラー進化から悲哀の赤竜を2体、そしてダークジェイルドラゴンの体力2以上4体の強力な盤面を作りました!

Riowhは2体残してしまうと、2枚目のダークジェイルドラゴンでリーサルになってしまいます。当初の予定だった喝采の獣使いでは2面処理までしか出来ないので、トップで引いてきた森を彩る者・エルフクイーンに進化を使いますが、処理できず。1面処理できるフォレストダーク・レオネルを地を裂く異形のドロー効果で探しに行きますが、引けませんでした。

2枚目のダークジェイルドラゴンでSpicies勝利!!2戦とも不利対面を捲り、チームの勝利に大きく貢献しました!!

 

Spicies WIN

 

 

終結au デトネーション 3-2 GxG

au デトネーションは4連勝と止まりません!!構築の2大エースが大活躍した1戦でした。結果当て負けが多くなってしまったものの、2戦目の葬送Nc出しにより、相手のデッキ選択を絞りやすくしていたのも印象的でした。

 

2.名古屋OJAベビースター vs 横浜F・マリノス

昨シーズン無双状態だった横浜F・マリノスは現在3連敗中。大幅なメンバー変更により好調な名古屋OJAベビースターを倒してチームに流れを取り戻せるか!?

 

1戦目 さに vs しーまん

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少し珍しいNcミラーになりました。

さには3コストのドローカードを多くpickできました。また2/2/2フォロワーが少ない分、後半に強いカードもしっかり引き込めているので、さにが得意な長いゲームが可能なデッキになりました。

しーまんはやや安定感に欠けるものの、パワーカードの多いデッキになりました。幽庵の墓守、レヴナントソウル・アーカス、征伐の死帝、デスブリンガーは出すだけでゲームを決めきる盤面を作れるので、複数枚引いておきたい。

しーまんが攻め、さにがこれに対応していく展開になりそうです。

 

 

お互いに2ターン目に、幽庵の墓守の結晶をプレイします。さらに5ターン目にしーまんは幽庵の結晶の2枚目をプレイ。

さには5ターン目に《恋人》・ミルティオをドローしました。

お互いの盤面には、次のターンに場に出る幽庵の墓守がいますが、《恋人》・ミルティオの葬送効果で先に幽庵の墓守を場に出すと、しーまんの幽庵の墓守の処理対象になってしまいます。9エンハンスの《恋人》・ミルティオも非常に強力な事もあり、ここは獣の霊媒師プレイにとどめておきます。しーまんも、次のターンのさに側の幽庵の墓守をケアして、展開を最小限に抑えます。

 

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よって、さにが先に幽庵の墓守により、盤面で優位に立ちました。処理の難しい進化後座敷童も場に出す事ができました。

しーまんは返しに、レヴナントソウル・アーカスで幽庵の墓守を進化処理!必殺や座敷童の消滅効果も効かない強力な効果を持っていますが、ここは手札で溜めていたナテラの大樹とコープスドッグによりあっさり処理されてしまいました。

 

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さには王墓の骸エンハンス、レジェンダリースケルトン進化で強力な盤面を作ります。

5ターン目と同様に、しーまん側の幽庵の墓守が開いてしまうターンですが、さにの9ターン目には相手の盤面をほぼ全面処理できる《恋人》・ミルティオのエンハンスが控えています。

敢えて強い盤面を作る事で、しーまんの強い動きを誘うターンとなりました。また、さに側はドローソースが豊富でロングゲームも可能なので、幽庵の墓守に進化を使わせて葬送させる事で、さらに手札の枚数差を離す事も狙っていそうです。

 

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これに対してしーまんは冥界の霊道によって、再びレヴナントソウル・アーカスを場に出します。当然《恋人》・ミルティオの破壊効果は効きません。さらにレジェンダリースケルトンを付け加えた事により、《恋人》・ミルティオ以外の処理択にも強い盤面を作りました。

結局《恋人》・ミルティオ以外に無難な処理択の無いさにでしたが、深淵の誘いで幽庵の墓守を処理するのみとなってしまいました。

 

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しーまんはさらにデスブリンガーでさにを追い込みます。さにはフェイタルオーダーを用いてレヴナントソウル・アーカスだけは処理しましたが、盤面リーサル。

 

9ターン目で《恋人》・ミルティオ、もしくは火車からの酒吞童子プレイで場をつないでから、大妖狐・ギンセツで耐える事が出来たかもしれません。

しーまんは緩急のついた盤面の管理により、上手くさにを攪乱させ、見事勝利!大事な初戦を制しました!

 

しーまん WIN

 

 

デッキ

 

 

名古屋OJAベビースターは、コントロールE、秘術W、葬送Nc、コントロールV、AFNmを選択しました。

 

 

前節採用していたエイラBに代わり、コントロールEが採用されました。コントロールEは回復と幻想の妖精竜により、ターンに分けて顔を削るデッキに有効。異形Eとの違いは、ライフカット系のカードに強い事でしょう。特に名古屋OJAベビースターが毎回採用するほど信用しているコントロールVに対しては、異形Eよりも有利かと思われます。簡単に言うと貫通力は低いけど、コントロールデッキに少し強い異形Eのような立ち位置になりそうです。早いターンで強い処理札が、1枚の森を彩る者・エルフクイーンと、守護突破としても温存したいフォレストダーク・レオネルに依存しているのが気になるところ。

 

前節から異形Eが流行している事から、魔道具専門店Wは秘術Wに変更されました。

 

葬送Ncは冥府の頂点・アイシャ、酒吞童子混合型。ドローソースが少ない代わりに、ハングリースラッシュを3枚採用しており、より扱いやすいデッキになっております。

 

コントロールVは豊富な回復、堕落の失墜・アザゼルのライフカット、そして盤面のコントロール力により、秘術W以外には有利に戦えます。前節との変更点はヴァンパイアスレイヤー・ルシウス1枚のみとなります。

 

同様にコントロール力の高いAFNmも引き続き持ち込みました。前節はアーティファクトリメイカ不採用のリストでしたが、今節は採用しているようです。

 

 

横浜F・マリノス異形E、秘術W、ディスカードD、葬送Nc、AFNmの持ち込みとなりました。

 

異形Eは《吊るされた男》・ローフラッドを0枚としています。主な役割対象であるエイラBが環境的に弱くなった(メタとして機能しづらい?)と予想し、不採用としていると思われます。

 

秘術Wはマナリアの偉大なる研究の3枚採用が特徴。キーカードを増やしたり、でたらめな接合を打ちやすくなっています。

 

前節採用していなかったディスカードDも、スタンダードな構築で持ち込んでいます。

 

葬送Ncは酒吞童子3枚、冥府の頂点・アイシャ不採用となっています。直接召喚による爆発力はありませんが、安定した打点が見込めるデッキとなっています。

 

AFNmとしては珍しい音速の機構・ララミア、ディメンションドミネーターを採用しています。《世界》・ゼルガネイアとラグナアウェイクを削っているため、フィニッシャーの枠を散らす代わりに初見殺しを狙うデッキ調整であると考えられます。

 

名古屋OJAベビースターコントロールV横浜F・マリノス秘術Wと、通りやすいデッキ、それに強いデッキの投げ方が大きく勝敗に関わってくるでしょう。また名古屋OJAベビースターは、横浜F・マリノスの少し変わったデッキ調整には注意する必要がありそうです。

 

 

2戦目 和真 vs あぐのむ

先程のau デトネーション vs GxGと同様、葬送Ncミラーになります。横浜F・マリノスはディスカードDの当て先が減ってしまったのは少し気がかりですが、あまり有利不利が絡まないこちらの葬送Ncを消費できるのは悪くない状況。

 

 

お互いに《恋人》・ミルティオを引き込めました。先攻な上、王墓の骸によりドローが潤沢な和真が優勢か。

あぐのむは4ターン目に本来場持ちの良い酒吞童子を進化させますが、盤面に残ったモーターグレイブディガーにより簡単に処理出来てしまいます。

 

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5ターン目までに4コストフォロワーを引けなかった和真でしたが、モーターグレイブディガーをリアニメイト出来たため、やや強めの盤面になりました。

モーターグレイブディガーを進化させると連携10まで達成するので、次ターンに天覇風神・フェイランが直接召喚する事になります。しかし手札で見えている、6エンハンスの王墓の骸をプレイするのに盤面が邪魔になってしまうため、進化は温存しました。

 

あぐのむも《恋人》・ミルティオをプレイ。2面処理する手段が無いため、和真の《恋人》・ミルティオとモーターグレイブディガーを残してしまいました。

和真は想定通り王墓の骸エンハンスをプレイ。横展開の苦手な葬送Ncに強い盤面を作り続けます。

あぐのむは渋々手札から幽庵の墓守をプレイし、進化処理します。

 

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しかし和真はこの盤面を返しながら天覇風神・フェイランを2枚の大展開!冥府の頂点・アイシャの追加打点もあり、体力も10点まで落とし込みました!

あぐのむは盤面リーサルだけは防ぎましたが、和真のデッドメタルスターリアニメイトによりフィニッシュ。

 

 

和真 WIN

 

 

 

3戦目 マサヤ vs みずせ

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隼人は初めに、3戦目にコントロールVを投げ、4戦目にマサヤにWかNmを使わせるプランを提案します。

しかしこのプランだと、秘術Wを当てられてしまった場合、この試合は確実に負け、さらに残った3デッキが、横浜F・マリノスのどのデッキにも役割が少ない状態になり、横浜F・マリノスが有利になってしまいます。

そこで、秘術Wにやや強いAFNmを選択しました。これにより、横浜F・マリノス側は残った異形E、ディスカードD、AFNmの内、AFNm以外通りが良くない状態になり、後半で異形EかディスカードDに対して有利なコントロールVで勝てるようになります。

横浜F・マリノスは早い段階でAFNmを選択しました。AFNm自体通りやすい上、残るデッキが比較的戦いやすくなっています。

というわけでAFNmミラーとなりました。10ターン目に直接召喚される《世界》・ゼルガネイアのおかげで先攻が有利となります。

 

 

お互いにヴァーテクスコロニー、アブソリュート・モデストが引け、序盤は順調に動けそうです。しかしみずせは2枚採用の《世界》・ゼルガネイアを全て引いてしまったので、ゲームを長引かせるだけでは勝てなくなってしまいました。デバイスチューナー、アナライズアーティファクトを並べ、果敢に攻めます。

 

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そして両者進化ターンにアブソリュート・モデストを進化。みずせはマサヤのアブソリュート・モデストと相打ちさせ、進化効果でライフを15に調整しました。アブソリュート・モデストを5/6で残す選択もありましたが、パラダイムシフトを加えられていない内にマサヤの処理カードを使わせたいという狙いでしょうか。

マサヤはこれに合わせてアイアンスティンガーをプレイ。

 

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みずせは防御型ゴーレムの裏にアイアンスティンガーを隠すような盤面を作りました。マサヤの破壊されたアーティファクトの種類は2種類なので、容易に処理できません。みずせの7ターン目前に強い盤面を作る事が出来ませんでした。

みずせはアーティファクトリメイカーを着地させ、ここで初めてアブソリュート・モデストのバーンで顔を削りました。マサヤもアーティファクトリメイカーで応戦します。

 

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みずせはここで、アーティファクトの同調からレディアンアーティファクトを加え、ブリッツアーティファクトとともに盤面処理し、9点まで詰めます。これにより、エッジアーティファクトの回復込みでも、次ターンのヴァーテクスコロニーとアブソリュート・モデスト合わせて12点リーサルとなります。

 

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マサヤはリーサルから逃れるために、《世界》・ゼルガネイアで回復します。こちらもヴァーテクスコロニーを引ければ、ブリッツアーティファクトと合わせてリーサルが狙えます。

 

このターンでマサヤはエッジアーティファクトをプレイしましたが、《世界》・ゼルガネイアのみの回復でもリーサルはありませんでした。

ここでエッジアーティファクトではなく、ブリッツアーティファクトを自滅させる事で、ラストワード含めて10点まで詰められていました。

さらに、マサヤは防御型ゴーレム、アーティファクトの同調でパラダイムシフトを加えるプレイをしました。ロボティクスユーザーを置くと、加えたパラダイムシフトが次ターンのリーサルを補助してくれる可能性もありますが、引くだけでリーサルが楽になるヴァーテクスコロニーの受けを見たプレイでした。

 

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みずせはヴァーテクスコロニーをプレイ。マサヤはヴァーテクスコロニーを引けばリーサルでしたが引けず。みずせの《世界》・ゼルガネイア直接召喚をケアします。

 

先程ブリッツアーティファクト当て、ロボティクスユーザーでパラダイムシフトを加えられていれば、

これでアブソリュート・モデストのバーンが5点(6点)なのでリーサルでした。

 

ヴァーテクスコロニー2枚でみずせ勝利!!《世界》・ゼルガネイアを前半に2枚引いてしまうという、実質2枚手札が無い厳しい状況でしたが、アーティファクトの種類をうまく調整し、マサヤの強い動きを制限できました。

 

みずせ WIN

 

 

4戦目 まっつ vs 水煮

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名古屋OJAベビースターは、初めのうちは秘術Wを投げるつもりだったようですが、コントロールVを選択しました。

秘術WはコントロールVと同じく対面にそれぞれ、有利、五分、不利のあるデッキなので、一見ここで使っても良さそうです。しかし、5戦目はコントロールE、コントロールVが残る事になるので、万が一横浜F・マリノス側の秘術Wが残ってしまうと、勝てるデッキが無くなってしまいます。最後まで悩んだ結果、確実に勝てそうという理由でコントロールVを選択しましたが、下手をすれば5戦目に確定不利マッチを踏む危ない状況でした。

横浜F・マリノスは、秘術Wを考えますが、コントロールEが来たときの事を考え、いったんここは異形Eを選択。ここで負けてしまっても、5戦目で秘術Wを使う事ができます。

結果コントロールV vs 異形Eとなりました。やはり堕落の失墜・アザゼルのライフカットが肝になります。

 

 

水煮は地を裂く異形、まっつは堕落の失墜・アザゼル、魔獣の女帝・ネレイアと、お互い欲しかったカードをマリガンでキープできました。

しかし水煮は混ぜたいカードがしばらくなかったので、融合せず。まっつは4ターン目にプレイしたい背徳の狂獣のファンファーレを起動させるために、インサニティ・マナから手に入れたナテラの大樹を設置します。

 

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3ターン目にプレイしたアサルトジャガーが自滅出来ない上、頂きの闘技場を引いてしまい、またも地を裂く異形に融合出来ない厳しい状況に。

まっつは背徳の狂獣をしっかり進化させ、2面処理。

 

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水煮は手に入れた密林の守人2枚を融合させるのではなく、マドロスエルフ、密林の守人を融合させ、手札から頂きの闘技場をプレイし、密林の守人を突進させ、盤面処理をします。マドロスエルフは横展開の札としては非常に優秀なので、残す選択もありますが、地を裂く異形での早期決着を目指せる事や、逆に突進効果で長いゲームもできるようになる頂きの闘技場を置いたのかと思われます。

 

まっつは6ターン目に魔獣の女帝・ネレイアをプレイし、進化権を使って盤面処理。本来堕落の失墜・アザゼル進化後に、ライフを削る手段として残しておきたかった水煮の喝采の獣使いを、この返しで使わせる事ができました。

体力を13まで削られたので、まっつは堕落の失墜・アザゼルを進化させます。これにより、水煮の地を裂く異形リーサルは実質無くなってしまいました。

 

打点が手札に集まってきたまっつは、逆に水煮の体力を詰め始めます。

これに対して水煮は《世界》・ゼルガネイアをプレイ。ドローにより、スピアーエルフを引き込みました!

10ターン目の《世界》・ゼルガネイアの効果を起動させれば、《世界》・ゼルガネイアの4点(3点)、地を裂く異形(or スピアーエルフ)の3点、スピアーエルフの疾走とラストワードにより4点で、合計10点一気に削る事ができます!!

 

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まっつはこのリーサルを防ぐには、《世界》・ゼルガネイアの攻撃先を盤面に残さない必要がありました。しかし本来攻撃先をなくすために自滅させるはずだったヴァンパイアスレイヤー・ルシウスが、頂きの闘技場の効果で自滅できなくなってしまいました。

 

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水煮はプラン通り《世界》・ゼルガネイアの効果によりフィニッシュ!!チームにシーズン初勝利を届けました!

 

水煮 WIN 

 

 

終結果 名古屋OJAベビースター 1-3 横浜F・マリノス 

横浜F・マリノスシーズン初勝利!プレイもデッキ選択も大きなミスは無かったので、このまま勝ち越しまで走っていけそうです。名古屋OJAベビースターはデッキの当て方はかなり良かったものの、ベテラン勢のミスが響いてしまいました。またコントロールEの立ち位置が少し悪かったのは気になるところでした。

 

 

3.福岡ソフトバンクホークスゲーミング vs NTT-WEST リバレント

 

NTT-WEST リバレントは何としても連敗をストップさせたい。福岡ソフトバンクホークスゲーミングのリーダー、たばたは今シーズン初出場となります。

 

1戦目 バーサ vs keisuke3

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バーサはWを選択できました。しかしWが得意としている横展開の除去札が不足気味。フィニッシャーもフューチャービジョン2枚と少し厳しいpickになってしまったか。

keisuk3はRを選択展開、フィニッシュに優れたバランスの良いデッキになりました。Wが不得意としている、黒豹の偵察者、ブルームキャバリエ、ライノスナイト・パトリック等の大型フォロワーが拾えているのも追い風となっています。

 

 

バーサはキープしていたフューチャービジョンを3ターン目に使い、ドローに変換します。keisuke3は2ターン目にプレイしていたバズーカゴブリンズを相打ちさせたため、真理の魔鏡のコピー効果から逃れました。

keisuke3は4ターン目強力な静寂の元帥を進化させます!さらにバーサに貴重な大型処理カードを使わせる事ができました。

 

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keisuke3は安らぎの女王で5面展開。これに対してバーサはパイロエレメントソーサラーエーテルゴーレム、そして土の印を消費しないエクステンドマジックを使って対応します。

全面処理されてしまったkeisuke3ですが、バーサの除去札を多く使わせる事ができました。

 

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バーサはここで、真理の魔鏡でスティールナイトを盗み、真理の術式でシープライダーを処理しました。

オネストシーフを盗む事で、スウィートマジシャンとの噛み合いが良い黄金の靴を手札に加えられますが、真理の術式を打つと次のターンのドローで手札が溢れてしまいます。

手札に加えた1コストのエーテルゴーレム結晶を使えば、これを避ける事が出来ましたが、次のターン以降のコストのくっつきを判断して温存したようです。

 

だんだんバーサの処理が追い付かなくなっていきます。keisuke3はこの状況にもってこいな信念の剣閃をドローしました。しかし体力を詰め切るターンでは無いと判断したkeisuke3は、冷静に盤面を処理します。バーサは極点のエレメンタルで全面処理しましたが、防戦一方な展開は変わりません。

keisuke3は大型フォロワーが苦手なウィッチに対して強力な、エンハンス黒豹の偵察者、ブルームキャバリエの2体を立てます。

 

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バーサはエーテルゴーレム進化でなんとかこの2体を処理しますが、ここに先程温存したkeisuke3の信念の剣閃が突き刺さる!!さらにシールドフォーメーションからフロントガードジェネラルでこの盤面を守ります。

ここでバーサは小さな優等生・キョウカをドロー。ユニオンバースト、真理の術式でなんとか全面処理。

攻め手の欲しかったkeisuke3は、わがままな呼び出しから森の姫・ミストリナを引き込みます。でたらめな接合全体処理しか除去手段が無いバーサは、せっかく引けたクラウドギガースを置けません。

スウィートマジシャンをプレイし、疾走が無い事を祈りますが、躍動する獣戦士の疾走でゲームセット。keisuke3、2Pickの強リーダーウィッチを破り、見事初戦を制しました!

 

keisuke3 WIN

 

 

デッキ

 

 

福岡ソフトバンクホークスゲーミングは異形E、魔道具専門店W、ディスカードD、葬送Nc、エイラBの持ち込み。対するNTT-WEST リバレントは異形E、魔道具専門店W、葬送Nc、エイラB、AFNmと、1デッキ違いの持ち込みとなりました。

 

 

異形E福岡ソフトバンクホークスゲーミングがプラントエルフ採用型、NTT-WEST リバレントがマシンブーメランエルフ採用型となっています。導きの巫女・コッコロ、フォレストエース・リマーガの採用枚数の差からも、福岡ソフトバンクホークスゲーミング側はデッキの回しやすさを、NTT-WEST リバレント側は2ターン目のトレードを重視している事が分かります。

 

魔道具専門店Wは、福岡ソフトバンクホークスゲーミング側が静寂の実験室、覇食帝の調理に枚数を散らしている以外はほぼ同じリストです。両チームとも前節でも魔道具専門店Wを採用している事から、わざわざ不利な秘術Wを採用する必要がなかったのでしょう。

 

葬送Nc冥府の頂点・アイシャ酒吞童子混合型と、酒吞童子3枚型に分かれています。エイラBを重く見ているなら酒吞童子の採用は欠かせないでしょう。

 

エイラB《世界》・ゼルガネイアと温情のラビットヒーラーの1枚違いのリスト。聖なる守り手・ユカリの存在により、魔道具専門店Wなどのデッキに優位に立てます。お互いに前節採用していなかった博愛の翼人を2枚採用しています。

 

2チームの大きな違いはディスカードDとAFNm。

ディスカードDを採用した福岡ソフトバンクホークスゲーミングは、極端に弱いマッチを踏みたくない無難な採用をしたかったように思えます。またミラーになった時に自信のある事から(MURAが上手いから)持ってきたとも考えられるか。

NTT-WEST リバレントは有利なデッキが多いAFNmを持ち込みました。魔道具専門店Wさえどうにかなれば通りは良さそうです。

 

AFNmの採用により、有利不利がハッキリしているNTT-WEST リバレントがデッキ選択では有利そうです。福岡ソフトバンクホークスゲーミング側はディスカードDの役割が少ないのが痛いので、プレイングで突破する事が要求されています。

 

 

2戦目 たばた vs Surre

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NTT-WEST リバレントは異形EかエイラBを候補にあげました。デッキ相性としては、エイラBは葬送Ncに明確不利となり、異形Eはミラー戦のみやりたくないとお互いに通りが良いデッキです。

福岡ソフトバンクホークスゲーミング側はNTT-WEST リバレント側に明確に異形Eを投げたいデッキが魔道具専門店Wしかないので、しばらくは異形Eが投げられる状況ではありません。これに対して葬送Ncは、NTT-WEST リバレントのエイラBのストッパーとして有効なので、初戦からあまり使いたくありませんが、葬送Nc自体の通りは悪くないので、結局序盤~中盤どこで出てきてもおかしくないです。

つまり、エイラBは福岡ソフトバンクホークスゲーミングの葬送Ncがいなくなった時に残しておきたくて、異形Eは唯一やりたくないミラーは初戦なら避けられそうなので、異形Eを選択しました。

福岡ソフトバンクホークスゲーミングは1戦投げやすい葬送Ncを選択しました。NTT-WEST リバレント側のエイラBが投げやすくなってしまうものの、勝てなくてもデッキの選択肢は狭まるばかりなので、この葬送Ncで確実に勝ちたいところですが・・・

 

 

Surreは初手で地を裂く異形を手に入れましたが、同時に頂きの闘技場も来てしまいました。これにより2ターン目は融合できませんでした。

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たばたは少しでも盤面からの打点を減らすため、ハングリースラッシュをプレイ。

征伐の死帝とフェイタルオーダーが手札に揃っているため、征伐の死帝を葬送して、4ターン目にフェイタルオーダーをプレイする選択もありました。しかしたばたは、デッドメタルスターから幽庵の墓守を出すために、征伐の死帝を葬送せずに手札を回していきますが、引けません。

 

たばたは4ターン目に手札から冥府の頂点・アイシャをプレイ。進化させる事で、14点まで削れますが、手札の少ないSurreが《世界》・ゼルガネイアによって手札を補充する事を嫌い、進化させませんでした。

 

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Surreはたばた側にリーサルが無いため、深謀の獣人を潜伏で置きます。幽庵の墓守結晶は無く、本体もppが足りないので進化処理&回復ができないので、ほぼ勝ち確定です(幽庵の墓守葬送、フェイタルオーダー、幽庵の墓守進化のみ裏目)

Surreは地を裂く異形、深謀の獣人でそのまま勝利!シーズン初勝利まであと1勝!

 

Surre WIN

 

 

3戦目 カラクリ vs feg

福岡ソフトバンクホークスゲーミングは魔道具専門店Wを選択しました。魔道具専門店Wが来たら4戦目はディスカードD、葬送Ncが消えた事で使いやすくなったエイラBが来たら、4戦目は異形Eを投げを見据えたプランになります。

NTT-WEST リバレントは無難な葬送Ncを選択。残るエイラB、AFNmが変わらず安定して勝てるので、この試合の結果はチームの勝敗にはあまり左右しなさそうです。

 

 

ラクリは2ターン目にでたらめな接合をプレイするかどうか悩みます。手札には魔道具専門店等強いカードはありますが、序盤に使いたいカードがあまり無いため、でたらめな接合をプレイ。結果的に真理の魔鏡、結束の魔術等扱いやすい手札を手に入れました。

fegは《恋人》・ミルティオのバリューを高めるために手札を回します。そして《恋人》・ミルティオからリアニメイトした酒吞童子を進化。この盤面に境界の魔導士を使ってくれれば、次の《恋人》・ミルティオでさらに強い盤面を押し付ける事が出来そうです。

 

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ラクリは真理の魔鏡でモーターグレイブディガーをコピーし最低限の処理をすることで、fegの《恋人》・ミルティオを弱く出来ました。

fegはこれに対して王墓の骸をプレイ。

 

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ラクリは次ターンで魔道具専門店を投げられます。

ここで盤面ロックをしてもfeg側にリーサルは無く、次ターンで魔道具専門店から境界の魔導士を進化させれば、楽にリーサルがとれそうです。しかしカラクリはこの盤面を全処理してしまいました。

これによりfegはカーニバルネクロマンサーをプレイする盤面が空き、簡単にはリーサルが取られない強い盤面を作れました。

ラクリは魔道具専門店を起動!時間ギリギリでなんとか削りきりましたが、バーンの飛び方次第ではこのターンで決めきれない可能性もありました。

 

ラクリ WIN

 

 

 

4戦目 MURA vs けんぴ

なんとか1勝できた福岡ソフトバンクホークスゲーミングですが、以前不利な状況は変わらず。NTT-WEST リバレント側の魔道具専門店Wは異形E、エイラBにより投げづらいので、これに弱いディスカードDを投げます。

NTT-WEST リバレントは依然エイラB、AFNmのおかげで有利な状況になっています。4戦目はどの対面が来ても大体対応できるAFNmを選択。最終戦ではなく、この4戦目で決着をつけるようです。

 

 

MURAはPPブーストのドラゴニックレイジ、波濤のプレシオサウルスサーチのドラゴニックコール、そしてAFNmに強いアンタッチャブルフォロワーである聡明のドラゴニュートスカラーを、マリガンで全キープしました。

けんぴはロボティクスユーザー、マジックエンジニアと順調に動いていきます。

 

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けんぴは4ターン目にパスをしました。アイアンスティンガーをプレイ出来ましたが、今の手札ではエンシェントアーティファクトを加える事が出来ない点、無理に盤面を広げても《世界》・ゼルガネイアケアで結局顔は詰められない事から温存しました。

MURAは想定通り、聡明のドラゴニュートスカラーを進化させます。

浄化の輝き・ミュニエにより処理もできますが、このターンの動き自体弱くなる上、アナライズアーティファクトのドローも失ってしまうので、アブソリュート・モデストを進化させます。

 

MURAもしっかり波濤のプレシオサウルスをプレイ。

けんぴは温存していたアイアンスティンガーに進化を使えました!アブソリュート・モデストのバーンにより、アイアンスティンガー本体は傷つけずに全処理できました。

 

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MURAは、金剛のパキケファロサウルスで盤面処理しながら、ドラゴニックレイジでPPブーストをし、次ターンに手札に加えた悲哀の赤竜、聡明のドラゴニュートスカラーで強力な盤面を作るための準備をします。

 

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そして7ターン目にはダークジェイルドラゴンを3枚引けました!7点まで詰めた事で、全処理されても次ターンのリーサルが見えますが・・・

 

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浄化の輝き・ミュニエと、溜め込んでいたパラダイムシフトにより、回復&全処理。MURAのリーサルから逃れました。MURAはダークジェイルドラゴン2枚プレイのみとなってしまいました。

 

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《世界》・ゼルガネイアを直接召喚!しかし4点まで詰められてしまっているので効果を起動させると逆に自滅してしまいます。ここは冷静に回復、盤面を処理しながら《世界》・ゼルガネイアを守るように守護を立てます。

MURAはなんとかこの《世界》・ゼルガネイアを倒そうとしますが、ドラゴニックレイジが外れてしまった。

《世界》・ゼルガネイアで削りきりました!けんぴ、自信の初勝利により、チームに初勝利を届けました!!

 

けんぴ WIN

 

 

終結果 福岡ソフトバンクホークスゲーミング 1-3 NTT-WEST リバレント

NTT-WEST リバレントは2Pickの勝利から、安定した試合運びが出来ていたと思われます。福岡ソフトバンクホークスゲーミングは、NTT-WEST リバレント側の異形Eがきつかったので、結果論にはなってしまいますが、魔道具専門店W→秘術Wが良かったかも。

 

 

 

4.レバンガ☆SAPPORO vs AXIZ

 

他2チームの初勝利の流れに乗りたいレバンガ☆SAPPOROですが、相手は昨シーズンチャンピオンで、現在無敗のAXIZとなります。

 

1戦目 真春 vs Rob

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真春は厳しいEの選択。フェアリーによる横展開の得意なデッキになりました。また、エンハンス効果の強いも《吊るされた男》・ローフラッド2枚引けています。

RobはWを選択できました。フィニッシュ手段が豊富で、処理カードも多く、Wの中でも強いデッキになりました。

 

 

Robは先攻3ターン目にフューチャービジョンを起動させ、手札を増やしていきます。

 

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真春は4ターン目に妖精の石碑をプレイし、盤面の1/3と相打ちにならないようにバズーカゴブリンズを進化顔。まともな回答手段の無いRobは、バズーカゴブリンズの処理に堕落の決意を使わされてしまいました。

真春は残ったフェアリーを進化させて、顔を詰めていきます。Robはエクストリームキャロット進化、両雄激突でなんとか2面処理できました。

攻めていきたい真春ですが、ナテラの大樹が邪魔でフェアリーを展開しづらそう。

 

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防戦一方だったRobは、スウィートマジシャンで一気に盤面を捲り、受けていたダメージも回復します。手札が少ないので《吊るされた男》・ローフラッドエンハンスを打たれても問題なさそうです。

この盤面に真春はかなりのリソースを使う事になります。Robは手札から魔道具専門店をプレイします。

真春はブリッツエルフなどで、魔道具専門店に負けない強い盤面を作ります。手札の少ないRobは試合を続けられるかすら怪しかったものの、ワンダーコックから大地の魔女で一気に手札を増やす事が出来ました。

真春は横展開を継続させますが、魔道具専門店のバーンにより処理されてしまう。強いカードも全て使い切ってしまいました。

最後はRobがフューチャービジョンで削りきりました。スウィートマジシャンの使いどころが絶妙でした!

 

Rob WIN

 

 

デッキ

 

 

 

レバンガ☆SAPPOROは異形E、冥府Nc、コントロールV、エイラB、AFNmの持ち込み。対するAXIZは異形E、ディスカードD、冥府Nc、コントロールV、AFNmと、1デッキ違いの持ち込みとなりました。しかし異形E、冥府Nc、コントロールVはリストが異なるものになっています。

 

まずほとんどリストが変わらないのはAFNm。レバンガ☆SAPPOROは守護を増やすための夢の使者・アメスを採用。これに対してAXIZはアイアンスティンガーをサーチできる、マグナジャイアンを1枚採用しています。たった1枚ですが、デッキ相性に干渉したいか、それともデッキの回しやすさを重視しているかでチームの考え方が垣間見える調整になっています。

 

レバンガ☆SAPPOROの異形Eは前節から引き続き、豪風のリノセウス混合型になっています。地を裂く異形は単にフィニッシャーというわけではなく、デッキを回したり、豪風のリノセウスのリーサル補助の役割を担っています。なので名古屋OJAベビースターのコントロールEにも近いデッキになっていますが、マドロスエルフによって盤面を自分から作れるのが特徴です。

ただ幻想の妖精竜、癒しの波動が無いので、導きの巫女・コッコロのユニオンバースト加速、堕落の決意のドロー効果がマドロスエルフに依存しているのは気になるところ。相性に関してもコントロールEと同じくディスカードD、冥府Nc、コントロールVに有利。

AXIZの異形E福岡ソフトバンクホークスゲーミングのリストと1枚違い。導きの巫女・コッコロによる手札の補充を重く見た構築になっています。

 

レバンガ☆SAPPOROの冥府Ncは、バトルキョンシーガールや征伐の死帝などの葬送要素の強い構成になっています。

対してAXIZは秀才の死神・ミーノ、大妖狐・ギンセツを採用した冥府に特化した構成。冥府Ncとして役割を全うできる事からAXIZのリストのほうがプロリーグ向きであると感じました。また大妖狐・ギンセツから出る一ツ尾狐により、地を裂く異形のケアができるようになっています。

 

コントロールVは荒野の休息、血の取引、鋭利な一裂き、堕落の決意の違いから、レバンガ☆SAPPOROはやや前よりで、AXIZはやや後ろよりだと判断できます。回復の少ないデッキにはレバンガ☆SAPPOROの構成は有利ですが、対面にややコントロールデッキが多い事から、AXIZの構成が優勢に見えます。特にレバンガ☆SAPPORO側は堕落の決意が1枚のみで、冥府Ncにガードが下がっているのが致命的か。

 

レバンガ☆SAPPOROは前節立ち位置の良かったエイラBを採用しています。

対してAXIZはディスカードDを持ち込んでいます。ディスカードDは秘術W以外にはこれといった有利なデッキが無いため、少し動きづらそう

 

そして他チームが採用していたウィッチの2デッキですが、この2チームは採用しませんでした。

魔道具専門店Wに関しては、プロリーグでは特に立ち位置の良い異形Eに対して絶望的に弱いので、不採用。

秘術Wは、前節の2チームの持ち込みに対して通りが悪い事から不採用としているのかもしれません。今節でも、レバンガ☆SAPPORO側はエイラB、AFNm、AXIZ側はディスカードD、AFNmを持ってきているため、秘術Wが持ち込みづらかったのだと思われます。

コントロールE、冥府Nc、コントロールVを強いと感じて持ってきているのなら、秘術Wは持ってきても良いように見えますが、相手の秘術Wに強いデッキの役割を失わせる事もできるので、ウィッチ不採用も悪くないのかもしれません。

 

レバンガ☆SAPPOROは冥府Nc、エイラB、AFNmを持ち込む事で、ウィッチ2デッキ、エイラBに強くなっているはずでした。しかしAXIZはこの2デッキを外したおかげで、相手のデッキの役割を少なく出来ました。

ただAXIZ側も代わりに持ってきたディスカードD、冥府Ncがかなり立ち位置が悪いので、結局デッキの持ち込みではレバンガ☆SAPPOROが有利に見えます。AXIZは有利マッチの多い異形E、AFNmの使いどころが重要になりそうです。

 

 

2戦目 きょうま vs Rumoi

レバンガ☆SAPPOROは自信のエイラBとAFNmの役割が多い事に着目。後半この2デッキを強く使うために、他のデッキを使う事にしました。冥府Ncは現状では不利対面が残っており、コントロールVは有利なディスカードD、AFNmは初戦では投げられなさそうなので温存。そこそこ貫通力があり、立ち位置も悪くないコントロールEを選択しました。

対するAXIZはディスカードD、冥府Ncほぼ機能していないので、他3デッキから選ぶ事になります。相手のAFNmに怖いながらも、特に不利対面が無い異形Eを選択。エルフミラーとなりました。

 

 

Rumoiは地を裂く異形をマリガンで手に入れました。

対するきょうまも豪風のリノセウスを2枚手に入れ、強気に1ターン目にプレイします。しかし2ターン目の動きが見つからない。

きょうま側の動きが余りないため、Rumoiは頂きの闘技場を出しながら、盤面で攻め続けます。

きょうまはフォレストダーク・レオネルと豪風のリノセウス進化によりなんとか2面処理。しかし地を裂く異形は未だケアできそうにありません。

 

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そのまま融合が進み、Rumoiの20点OTK!!

 

Rumoi WIN

 

 

3戦目 さわさき vs Gemo

AXIZは最も投げやすいAFNmを選択。

しかしレバンガ☆SAPPOROは、AXIZのAFNm投げの予想を的中させます。依然としてエイラB、AFNmは温存したいので、AFNmに強いコントロールVをバッチリ当てる事ができました!ここで是非とも1勝をもぎ取りたい!

 

 

Gemoは序盤に機構の技師、ロボティクスユーザーにより、パラダイムシフトを手札に加えていきます。

さわさきはAFNmに対しての勝ち筋である、魔獣の女帝・ネレイアを引きたいため、インサニティ・マナを2枚開き、ナテラの大樹でドローをします。しかし先攻のテンポを完全に失ってしまいました。

4ターン目にGemoはアイアンスティンガーを進化させ、4面並べます。これに対してさわさきは魅惑の教鞭・イオ進化で全処理しますが、依然として盤面は弱いまま。

Gemoもパラダイムシフトのコストが全く下がらないため、動きづらそう。《世界》・ゼルガネイアも全部引いてしまったので、ラグナアウェイクを使って処理します。

 

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Gemoは6ターン目にして待望のアーティファクトの同調を引け、さらにアナライズアーティファクトから運命への反逆を引く事ができました!ここから順調にパラダイムシフトのコストを下げる事ができそうです。

 

さわさきはワンダーコックによりようやく手札を増やす事ができました。しかし手札の打点だけではパラダイムシフトの回復ですぐ戻されてしまう上、キーカードである魔獣の女帝・ネレイアにも辿り着けていない厳しい状況が続きます。

 

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さわさきは《世界》・ゼルガネイアの効果を活かすために、盤面を放置しますが、Gemoはタイミングよくアブソリュート・モデストをドロー!すかさず進化させ、体力を10まで削りきりました。

 

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さわさきも回復しながら全処理しますが、Gemoは今度はヴァーテクスコロニーをトップで引き入れました!手札の0コストパラダイムシフト2枚合わせて16点で、さわさきの体力を削りきりました!AXIZ勝利!!

 

Gemo WIN

 

 

4戦目 Tatsuno vs Chino

レバンガ☆SAPPOROが温存していた2デッキは、2デッキに有利で1デッキに不利になっています。ここではどの対面も有利不利の少ない、冥府Ncを選びましたが、チームでは負けてしまっているので、思い切ってエイラB、AFNmを使っても良かったかも。

AXIZは実質冥府Nc、コントロールVの2択ですが、堕落の決意の器用さを考慮してコントロールVを選んだようです。

 

 

Tatsunoは1ターン目から百鬼夜行で王墓の骸を葬送していきます。王墓の骸はネクロマンスを貯める上では重要なカードではありますが、なるべく征伐の死帝の効果を早く起動させたい目論見がありそうです。Chinoは血の取引により、中盤~後半の準備をします。

 

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Tatsunoはモーターグレイブディガーではなく、バトルキョンシーガールを進化させます。連携カウントは次の《恋人》・ミルティオで十分なので、ネクロマンスと盤面の埋めすぎを嫌ったプレイになっています。

Chinoはこの盤面に対して背徳の狂獣を進化させますが、次ターンに開く幽庵の墓守により簡単に処理されてしまいます。

 

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Tatsunoは5ターンに《恋人》・ミルティオをプレイ!!葬送を急いでいたおかげで、体力2以上のフォロワー4体、そして7/7の守護により、魔獣の女帝・ネレイア本体は相打ちと、コントロールVに対しては非常に強い盤面になりました。

 

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ここでChinoは魔獣の女帝・ネレイア、キャタラクトビーストを進化させ、魔獣の女帝・ネレイアは幽庵の墓守と相打ち、キャタラクトビーストは酒吞童子と相打ちさせました。

一見盤面にフォロワーが残らない贅沢な使い方に見えますが、このプレイにより《恋人》・ミルティオのラストワードは起動せず、ハングリースラッシュのあて先も無くなり、さらには死期を視るもの・グレモリー直接召喚させなかったため、Tatsunoはやる事が無くなってしまいました。

 

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結局パスしてしまったTatsunoに対して、Chinoはここでも《恋人》・ミルティオのラストワードを発動させません。

Tatsunoはようやく死期を視るもの・グレモリーを手札から起動させる事ができましたが、墓場が足りないため、冥府への道は発動できません。

《恋人》・ミルティオが倒れていれば、死期を視るもの・グレモリーが直接召喚され、ハングリースラッシュ2枚、アクセラレート、盤面のフォロワーにより丁度墓場が30だったため、ここでもChinoのケアによりTatsunoは満足なプレイができません。

 

Chinoは2枚目の魔獣の女帝・ネレイアをプレイし、盤面処理。

Tatsunoは満を持して冥府への道を2枚起動させます!しかしChinoも冥府への道を堕落の決意で1枚破壊し、余ったPPで、《世界》・ゼルガネイア、夜を統べる者・イリヤをプレイしました。

冥府への道のライフカットのために、堕落の失墜・アザゼル進化も考えられますが、打点カードを補充する事を優勢したプレイでした。

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ここでTatsunoは酒吞童子とレジェンダリースケルトンを引き込みました!12コストの冥界神・ハデスを引けば、6+6+5でリーサルとなりますが・・・

 

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そっちじゃない!!!

アクセラレートでは無いので、冥府への道は置けません。《世界》・ゼルガネイアのケアでここはパス。

Chino側もギリギリリーサルが取れないため、堕落の失墜・アザゼル進化で耐久します。Tatsunoはリーサルが無いため、幽庵の墓守進化で回復します。

Chino、インサニティ・マナをトップドロー!魅惑の教鞭・イオのユニオンバーストと進化効果により盤面をどかしてから、背徳の狂獣のリーダー付与効果で削りきりました!ロングゲームを見事制してAXIZ4-0!!

 

Chino WIN

 

 

終結果 レバンガ☆SAPPORO 0-4 AXIZ

AXIZは4-0と快勝!!昨シーズンからの勢いは未だに衰えません!対してレバンガ☆SAPPOROは4連敗とかなり厳しい状況。いつかの2018 1stのように、どこかで爆発できれば良いのですが・・・

 

 

5.感想 

  • 今節は手札と先攻後攻決まってしまうような試合が少なく、トップ、プレイ次第で勝敗が左右される、手に汗握る熱い展開が多かったように感じました。
  • シーズン開始から連敗中だった2チームが、今節で見事勝利しました!残るはレバンガ☆SAPPOROのみです。ガンバレバンガ!
  • 今節はディスカードDの役割が少なかったように感じました。特に福岡ソフトバンクホークスゲーミングとAXIZは、対面に秘術Wがいなかったので、かなり足を引っ張っていたように見えました。
  • 今回の観戦レポートではデッキ選択について掘り下げてみました。今まで特に注目していなかったのですが、実際に考えてみると非常に奥が深いと感じました。一見有利なデッキが多いから投げやすそうに見えても、実は後々になって苦労したり、温存するデッキを早くから決めていたりと、チームの戦略が見れて面白かったです。
  • この試合だけで判断するのは難しいですが、NTT-WEST リバレント、au デトネーション、名古屋OJAベビースターは、特にデッキ選択が上手いと感じました。 NTT-WEST リバレントはhikariさん、名古屋OJAベビースター隼人選手が話をまとめているため、会話の展開がスムーズに進み、より多くの選択肢を検討出来ていると感じました。またau デトネーションの2戦目の葬送Nc投げが、もし3戦目の進化R投げの布石になっているのだとしたら、凄まじい読みの深さです(実際は違ったけど)。

 

 

 

次回の第5節は8/10(月)です!今日じゃん!!

 

 

 

 

 


 

変なところあったら連絡ください。