RAGE Shadowverse Pro League 観戦レポート

RAGE Shadowverse Pro League 観戦オタクです

【第5節】RAGE Shadowverce Pro League 20-21 season レポート

プロリーグオタクやってる生ビールと申します。

RSPL第5節の観戦レポートです。

前節同様、試合内容、デッキ概要、デッキ選択についてまとめています。

 

 

 

www.openrec.tv

 

 

今節の注目マッチ

  • cross7224 vs Rob (15:00頃) 
  • Tatsuno vs feg (5:30:00頃)
  • フォレスト vs さに (5:55:00頃)

 

※注意

  • ほぼ敬称略
  • まじでただのライトプレーヤーなんでプレイ自信無いです。なので人の意見とか勝手に持ち出してますごめんなさい。
  • クラスはE、R、W、D、Nc、V、B、Nm表記。

 

目次

 

1.au デトネーション vs AXIZ

お互いに4連勝中の2チームの対戦になります!ここで勝てば単独首位確定!

 

1戦目 cross7224 vs Robf:id:namabeerSV:20200815185336p:plainf:id:namabeerSV:20200815185340p:plainf:id:namabeerSV:20200815185344p:plainf:id:namabeerSV:20200815185349p:plain

cross7224はEの選択になりました。軽いカードが多く、横並びが得意なデッキになりました。しかし、顔を詰め切るようなフィニッシャーが無いのが気になるところ。シルバーのパワーカードである喝采の獣使いを引けなかったのも痛い。

RobはWを選択できました!豊富な秘術、アミュレット関連カードにより、安定した展開、処理が見込める強力なデッキに仕上がりました。

 

 

cross7224はデッキの1枚の《吊るされた男》・ローフラッドをドロー7ターン目まで進化を温存できるように動いていきます。

Robは体力を削られないように、丁寧に盤面を処理していきます。

 

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cross7224は引いてきた追い風の精霊を絡めて、鉄甲のカブトムシまでプレイ。ここでも進化権を温存します。

これにはRobがパイロエレメントソーサラーを含めて全処理。処理で使ったエーテルゴーレムの前にグラウンドサークルを置いた事で、先にグラウンドサークルが割れるようになりました。

そしてRobはアダマンタイトゴーレムをドロー!盤面に残ったパイロエレメントソーサラー、アダマンタイトゴーレム、ガーディアンゴーレム2体の凄まじい盤面を作り上げました。さらにガーディアンゴーレムで進化処理をします。

 

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cross7224、迫真のローフラッドポーズ(?)

しかしこれにはcross7224の、《吊るされた男》・ローフラッドのカウンターパンチ!

Robは盤面を処理された上、現在の強い手札をコピーされてしまいます。

Robの手札は、相手の動きに対応する手札がほとんどであるため、このターンでは自分から思うように動けない上、cross7224はその盤面に容易に対処できるのため、かなり厳しい状況に立たされてしまいました。

少しでも勝利のカードを引かせないように、知恵の光と魔導書の書き手をプレイしたため、やはり満足のいく盤面は作れませんでした。

 

cross7224は、真理の魔鏡で奪ったマシンフォーチュンテラーを使って処理し、ドローした魔導書の書き手をプレイ。

 

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しかしRobもストームエレメンタラーで、真理の魔鏡を使いまわして強力な盤面を形成。真理の術式も手札に集まってきており、リーサルにも近づいてきました。

cross7224は真理の術式とペルソナウィザードを活かして、なんとか全処理します。

さらにcross7224は大地の魔女をドローした事で、勝利のカードまであと1ドローまで迫りました!

 

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Robはフューチャービジョンを引ければリーサルですが、cross7224の神話の剣に土の印を消された事で、真理の術式のドローを阻害されてしまっています。境界の魔導士からの土の印でドローを見ますが、引けず。

 

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勝利のカードを引き、cross7224勝利!今シーズン無敗のRobを打ち倒しました!

 

cross7224 WIN

 

 

デッキ

 

au デトネーションは異形E、専門店W、ディスカードD、冥府Nc、AFNmの持ち込みになりました。

 

異形Eは前節と1枚違い。前節から採用が減少傾向にあるエイラBに強かった《吊るされた男》・ローフラッドは、貫通力をより意識したスピアーエルフに変更されました。

 

専門店W静寂の実験室と覇食帝の調理と1枚違いです。前節のAXIZの持ち込みは少し後ろよりの構築が多かったので、序盤役割のある静寂の実験室を減らしたと思われます。

前節AXIZの持ち込んでいた冥府Nc、コントロールV、AFNmに強いため、引き続き採用されました。

 

ディスカードDは前節から変わらない、神託の大天使・ガブリエル1枚採用のデッキです。極端に有利な対面は少ないものの、安定して投げれるデッキになりやすいので引き続き採用されています。

 

葬送Ncは冥府Ncに変更されました。同クラスの葬送Ncの他、コントロールデッキに若干強いデッキになります。また絆の共振により、地を裂く異形を始め、OTKの系のカードに少し強くなっています。

 

前節持ち込んでいた進化Rは、AFNmに変更されました。

明確なメタ対象であったエイラBはいなくなり、冥府Ncは他のデッキでも対応できるので、進化Rの役割が減った事が要因かと思われます。AFNmはほとんどの対面で五分以上で戦えるので、この穴を埋めるにはピッタリのデッキといえるでしょう。

 

 

AXIZは専門店W、ディスカードD、冥府Nc、コントロールV、AFNを持ち込みました。

 

前節は採用していなかった専門店Wを持ち込みました。安定と信頼のディスカードDは変わらず採用。

この専門店Wと、ディスカードDを合わせて、相手の秘術Wをメタっているように思えます。以下3デッキが秘術Wに弱くてもセットで持ち込めているのは、この2デッキがあるおかげとも言えそう。

 

冥府Ncは前節からスピリットキュレーター、征伐の死帝が追加され、葬送要素の強いデッキになりました。au デトネーションと比較すると酒吞童子、征伐の死帝の枚数が多く、わずかにデッキの出力が高くなっているように感じました。

 

コントロールVはも引き続き採用されています。比較的投げやすいディスカードD、葬送Ncに強く出れる事が魅力的。

堕落の失墜・アザゼル、堕落の決意が少ないため、異形E、冥府Ncに対してガードが下がっているのは気になるところ。

 

AFNmは前節から引き続き、マグナジャイアントを1枚採用しています。

 

そしてAXIZのみ、エルフのデッキを不採用としています。特に異形Eは有利対面も多く、不利対面もぶち抜ける強デッキなので、持ち込まない理由は無いと思っていたので驚き。前節秘術Wがメタゲームの上位にいたので、これを考慮して採用しなかったのでしょうか。

 

作戦会議でも言及されていましたが、AXIZにとってやはりau デトネーションの専門店Wの持ち込みは相当誤算だったようで、この専門店Wに対抗できるデッキがほぼ無い状態になっています。2Pickも負けてしまったので、ここから先はかなりシビアなデッキ選択が求められます。

au デトネーションは反対にかなり有利な立場にあるので、強いデッキの使いどころを間違えないようにする立ち回りが重要になります。

 

 

2戦目 ミル vs Chino

au デトネーションはどのデッキも通りやすい、非常に有利な状況になっています。中でも不利が多いディスカードD、どの対面でも有利な専門店Wは温存。この中で、冥府Ncを選択しました(作戦会議からは、ミルが冥府Nc使いたい事から選択したと読み取れる)。

AXIZはau デトネーション側が出しやすいデッキを、専門店W、冥府Ncに絞ります。こちらの専門店Wに強い異形Eは、人読みでEnjuが来るタイミングで出されると予想。

どちらにせよ専門店Wには当て負けしてしまいますが、ディスカードDを選択しました。

結果的にAXIZの当て勝ちとなりました(どちらも選択肢は多いので、じゃんけん要素が強かった)。

 

 

ミルは王墓の骸で手札を増やし、《恋人》・ミルティオまでたどり着けました。ChinoはPPブーストを進め、ドラゴニックコールから波濤のプレシオサウルスを手に入れました。

 

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《恋人》・ミルティオからスピリットキュレーターが2体出た事で、波濤のプレシオサウルスに強い盤面を作れました。

Chinoはこの盤面に波濤のプレシオサウルスをプレイ。一旦は盤面を明け渡すものの、次ターンで聡明のドラゴニュートスカラー、悲哀の赤竜等により盤面を取り返しました。

ミルは手札から幽庵の墓守をプレイし何とか盤面を処理しますが、Chinoがリーダー効果により、どんどんライフを詰めていきます。

 

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ライフを6点まで詰められてしまったミルは死期を視るもの・グレモリーの効果により、PPを回復しながら冥府への道を起動させますが間に合いそうにありません。

最後はChinoがダークジェイルドラゴン2枚によりライフを削りきりました!ミルの今シーズンの連勝をストップさせました。

 

Chino WIN

 

 

3戦目 Spicies vs Gemo

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AXIZはAFNmを選択
しました。

相手視点投げやすい異形Eに強く、他のデッキにも安定して戦えるのが理由でしょう。もし専門店Wが来て当て負けたとしても、専門店Wが抜けた後はコントロールVが動きやすくなります。

AXIZ視点でも投げやすい専門店Wですが、もし異形Eが来てしまうと、折角の強いデッキを当て負けで消費してしまうのが痛い。特に異形Eは相手視点投げやすいので、AFNm投げが正解といえそうです。

au デトネーションは通りやすそうな異形Eを選択。4戦目にディスカードDと見せかけて専門店Wを投げる、というハッタリをしかけるようですが果たして・・・

 

 

Spiciesは初手で地を裂く異形と2コストフォロワーを引く事ができませんでした。

しかしGemoも実質2、3パスしたため、3ターン目に置いた森を彩る者・エルフクイーンが盤面に残り、顔に点が通りました。

そして4ターン目には地を裂く異形をドロー!スピアーエルフが2体引けているため、融合が遅れている分も取り返せそうです。

Gemoはアブソリュート・モデストを進化させ、2面処理。しかしパラダイムシフトのコストが下がらないため、6ターン目に守護を2枚出すのは厳しそうです。

 

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Spiciesは2枚目のスピアーエルフを進化させ、さらに顔を詰めます。Gemoは地を裂く異形が来る事は分かっているので、守護を2面設置したいのですがパラダイムシフトは間に合いそうにありません。夢の使者・アメスが引けていても運命への反逆とプレイする事は出来ないので、防ぎようがありません。

 

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10点の地を裂く異形で、Spicies勝利!昨シーズンから11連勝中だったGemoを撃破しました!

 

Spicies WIN

 

 

4戦目 Enju vs Rumoi

AXIZは、相手視点の専門店Wがミラーをやりたくない事、温存して確実に勝ちたい事、何よりEnjuが専門店Wを使うイメージが無い事から、専門店Wは選択されないだろうと予想。

相手の残ったデッキの中で、専門店Wにギリギリ戦えるディスカードDが来ると予想し、AXIZはコントロールVを選択しました。

しかしau デトネーションはこれを利用して、専門店Wを選択!これによりau デトネーションが超有利対面で当て勝ちしました!

 

 

Enjuは初手で結束の魔術、魔道具専門店を引け、一先ずフィニッシュは見えました。Rumoiは顔を詰めるために魅惑の教鞭・イオ、背徳の狂獣を置いていきます。

 

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そして4ターン目には魅惑の教鞭・イオを進化させ、鋭利な一裂きと紅のワルツをプレイし、Enjuの体力を4まで削ります。この盤面に対してEnjuは境界の魔導士で全処理します。

Rumoiは背徳の狂獣進化でさらに顔を削ろうとしますが、なかなか顔にバーンが飛びません。

 

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Enjuは盤面を処理しながらドローして、次の魔道具専門店に備えます。さらにゾンビを顔を殴らせてから進化する事で、体力が14点にならないようにし、《世界》・ゼルガネイアのドロー効果で倒されないようにケアしています。

Rumoiは返しのターンでリーサルが無いため、スペルの撃ち先を無くすため盤面を空にしますが・・・

でたらめな接合からエレメンタル・マナ、荒野の休息を引いた事でEnju勝利!

 

Enju WIN

 

 

終結au デトネーション 3-1 AXIZ

au デトネーションは強敵AXIZを打ち破り、見事5連勝を成し遂げました!AXIZも考え抜かれたデッキ選択、申し分無いプレイングを発揮しつつも一歩及ばず。やはり専門店Wにガン不利な持ち込みが致命傷でした。

 

 

2.横浜F・マリノス vs 福岡ソフトバンクホークスゲーミング

 

前節初勝利した横浜F・マリノスは、ここでも勝利し流れを掴みたい。福岡ソフトバンクホークスゲーミングは、再びたばたを控えさせ、カラクリNISEバーサMURAの布陣。

 

 

1戦目 しーまん vs バーサf:id:namabeerSV:20200815185353p:plainf:id:namabeerSV:20200815185358p:plainf:id:namabeerSV:20200815185405p:plainf:id:namabeerSV:20200815185410p:plain

しーまんはWを選ばずにRを選択!居合の真髄3枚が特徴的な手札が枯渇しづらいデッキになりました。静寂の元帥、お姉ちゃん剣士・シズル、ブルームキャバリエと最低限パワーカードも引けています。

バーサもRを選択しました。しーまんと同様に、静寂の元帥、お姉ちゃん剣士・シズルを引けています。オネストシーフにより、細かい盤面処理が楽になっています。

 

 

しーまんは先攻3ターン目に置きたい、猛然たる騎士・ゲルトをプレイ出来ましたが、相打ちできる無頼の野武士をプレイされてしまいました。

 

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バーサは後攻4ターン目に静寂の元帥、お姉ちゃん剣士・シズルを引けなかったので、居合の真髄をプレイ。さらに無頼の野武士に進化を使った事で、しーまんに強い動きをさせないようにしています。

しーまんは猛然たる騎士・ゲルトのサーチ効果により、静寂の元帥を手に入れましたが、盤面の無頼の野武士と相打ちになってしまいました。

ティールナイト1体の盤面に対してバーサは秘伝の抜刀者で返していきます。しーまんの突然の落石を食らいましたが、再びスティールナイト1体で帰ってきたため、6ターン目最強の動き、ヴィオンの魔獣使いエンハンス進化をさせます。

 

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しーまんは処理のしづらいブルームキャバリエで反撃。

バーサは鎧袖一触エンハンス、オネストシーフにより全処理しました。1コストで鎧袖一触を使い、猛然たる騎士・ゲルト進化等で強い盤面を継続する選択もあったかもしれません。

これに対してしーまんは秘伝の抜刀者とシールドフォーメーションにより、返しづらい横並びの展開を押し付けました。

 

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ここで満を持してダイヤモンドパラディンをプレイ!さらにハルバードウルフで連携10を達成させ、武器商人・エルネスタと黄金の靴により全処理出来ました。

しーまんはこのダイヤモンドパラディンを破壊する事ができませんでした。

 

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バーサはトップで信念の剣閃をドロー!盤面のフォロワーと合わせてしーまんの体力を削りきりました!

 

バーサ WIN

 

 

デッキ

 

横浜F・マリノス異形E、進化R、秘術W、葬送Nc、AFNmの選択になりました。

 

異形Eのマシンブーメランエルフからプラントエルフに変更されました。 盤面の残りやすさや、進化効果による盤面処理が少し強化されています。

 

秘術Wはマナリアの偉大なる研究2枚、プリンセスナイト1枚、アダマンタイトゴーレム2枚、そしてエーテルゴーレム3枚と独特な構築になっています。少し土要素は強くなっていますが、でたらめな接合が無いため、全体除去の数が少し減っています。

 

葬送Ncは、従来の形に死期を視るもの・グレモリーイグジストソード・ギルト、冥界神・ハデスを採用した構築になっています。元々の盤面制圧力はそのままに、継戦力を向上させています。

 

AFNは前節の風変わりなピン差しから変わり、シンプルなデッキ構成になりました。

 

前節からの大きな変更点はディスカードDが進化Rに変更された事。冥府Nc、エイラBと役割が限定されており、この試合でも役割が多いデッキとは言えなさそうです。

 

 

対する福岡ソフトバンクホークスゲーミングは異形E、専門店W、ディスカードD、冥府Nc、AFNmの持ち込みになりました。

 

2節から持ち込んでいる、異形E、専門店W、ディスカードDは引き続き採用しています。異形Eは守護突破で使える堕落の決意を1枚採用しているのが特徴的。

 

また前節の葬送Ncは、冥府Ncに変更されました。これは2節の冥府Ncと40枚同じリストであり、選手の手に馴染んだデッキである事が分かります。

 

そして今まで使っていたエイラBに代わり、AFNmを持ち込んでいます。アイアンスティンガー2枚、アーティファクトリメイカー3枚、マグナジャイアント1枚である事から、扱いやすさが重視されたデッキであると感じました。

 

横浜F・マリノスは相手の異形Eの通りが悪くなるような持ち込みをしており、反対に福岡ソフトバンクホークスゲーミングは、秘術Wが通りにくくなっています。

デッキの持ち込みで大きく差はついていないように見えるので、2Pick勝利のアドバンテージが響きそうです。

 

 

2戦目 あぐのむ vs NISE

 

横浜F・マリノスにとって投げやすいデッキは、異形E、葬送Nc、AFNmになります。

異形Eは多くの対面で有利を取っており、相手のデッキを制限できるので温存したいです。葬送Ncにとって不利な冥府Ncは、異形E、進化Rが抜けるまで投げづらい。また、AFNmにとって不利な専門店Wは、異形E、葬送Ncが抜けるまで投げづらい。

なので、葬送NcかAFNmを投げる事になり、今回は葬送Ncが選択されました。対面の状況にもよりますが、相手の専門店Wに少しガードが下がってしまうのが気になるところ。

福岡ソフトバンクホークスゲーミングは異形Eを投げない事は決定させました。しかし時間が足りず、AFNmにギリギリで決めた様子。

結果的には横浜F・マリノスが当て勝ちました。

 

 

NISEはヴァーテクスコロニーをマリガンでキープし、さらにアブソリュート・モデストを引いてきました。順調にAFの種類を増やしていけそうです。

あぐのむは王墓の骸2枚で手札を増やしていきます。

 

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NISEは4ターン目にしっかりアブソリュート・モデストを着地させました。あぐのむは返しのターンで《恋人》・ミルティオをプレイ。葬送させた酒吞童子をリアニメイトさせたお陰で、5/5のアブソリュート・モデストを破壊出来ました。

NISEは浄化の輝き・ミュニエをプレイし、《恋人》・ミルティオのラストワードを消しました。夢の使者・アメスのバフ効果とアブソリュート・モデストのバーンにより、自身の盤面を維持しながら全面処理しました。

あぐのむは再度《恋人》・ミルティオをプレイしますが、今度は王墓の骸が2枚出てしまいました。全処理には遠く及ばず、盤面を一旦明け渡す事になりました。

さらにNISEはアイアンスティンガーで盤面を広げながら攻めていきます。

 

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ここであぐのむは征伐の死帝をドローしました。征伐の死帝を葬送させ、フェイタルオーダーから場に出したデッドメタルスターで盤面を処理し、AFNmでは返しづらい強固な盤面を作りました。

いきなり盤面を広げられてしまったNISEは、征伐の死帝に触れないように盤面を処理し、プロテクトアーティファクトの守護を貼ります。

守護を2枚置かれたあぐのむは体力を詰められないため、一旦処理。征伐の死帝による強い盤面を維持し続けます。NISEはなんとかパラダイムシフトで処理を続けますが、全く対応しきれません。

 

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あぐのむはトップでレジェンダリースケルトンをドロー。1点足りないので、葬送カードにより手札を回転させていき、フェイタルオーダーにたどり着きました!

カーニバルネクロマンサーを自滅させ、7+4+5+5でOTK!愛用していたネクロマンサーで今シーズン初勝利を飾りました!

 

あぐのむ WIN

 

 

 

3戦目 水煮 vs MURA

福岡ソフトバンクホークスゲーミングは、今一番来たら困るのは異形Eになります。しかし横浜F・マリノス視点の異形Eは、専門店Wを止める役割があるため温存されると予想。異形Eに弱く、その他のデッキには通りやすいディスカードDが選択されました。

1勝を取り返した横浜F・マリノスは、唯一AFNmに不利だった異形Eを選択します。先述の通り、専門店Wに対処できるデッキが無くなってしまうのが気になるところ。

福岡ソフトバンクホークスゲーミングは、相手の状況を分析してのディスカードD選択でしたが、結果的には当て負けになってしまいました。

 

 

水煮は2ターン目に地を裂く異形が引け、融合を進めていきます。MURAもキーカードである波濤のプレシオサウルスを手に入れました。

 

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MURAは4ターン目にエンハンスの水呼びの竜使いをプレイ。5/5の盤面を押し付ける事で、頂きの闘技場を容易に直接召喚できないようにしています。

水煮は水呼びの竜使いを処理するために、アサルトジャガーに進化を使って処理したため、盤面を空で返しました。

MURAは波濤のプレシオサウルスを進化させる事ができました。進化効果により、大逆のサモナーをドローできましたが、悲哀の赤竜を置くまでは時間がかかりそうです。

 

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水煮は盤面を無視して、スピアーエルフ進化で顔を詰めます!

回復カードがなければ、次の地を裂く異形でリーサルになりますが、竜の託宣のドローにより治癒のドラグーンを引き込みました!

これにより水煮のリーサルは無くなってしまいました!次のターンに勝てるように盤面処理をしながら、素引きしてきた頂きの闘技場を置きますが・・・

 

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ダークジェイルドラゴンでMURAの勝利!

 

 

MURA WIN

 

 

4戦目 みずせ vs カラク

横浜F・マリノスは有利マッチで敗北した上、相手側の専門店Wが止められないという厳しい状況になってしまいました。特に専門店Wに不利な秘術Wは投げづらいため、進化RかAFNmに絞り込み、4戦目は進化Rを投げる事になりました。

福岡ソフトバンクホークスゲーミングは5戦目に専門店Wで確実に勝つために、冥府Ncを選択しました。

 

 

みずせは初手で指揮官がかさばってしまい、少し動きづらい状況。カラクリも冥界神・ハデスが3枚初手で来てしまいました。

 

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ラクリは4ターン目で幽庵の墓守を開き、進化権を使って7/7で残します。みずせは白銀の閃き・エミリア、猛然たる騎士・ゲルトで何とか処理します。

空で返され、この隙を突いていきたいカラクリですが、《恋人》・ミルティオが引けなかったため、良い盤面を作れませんでした。

みずせはこれに対してダイヤモンドパラディン、静寂の元帥で返していき、しっかりリーダー効果を付与します。

ラクリは《恋人》・ミルティオをプレイし、場に出たモーターグレイブディガーで盤面を処理。

 

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みずせは《恋人》・ミルティオを無視しながら、盤面を広げます。カラクリはこの盤面を処理するため、冥界神・ハデスをアクセラレートでプレイ。しかし堕落の決意により、容易に除去されてしまいました。

直接召喚された天覇風神・フェイランを分身の術で増やし、煌剣の戦士・アンリエットを2体添えた横並びの展開を継続して押し付けます。

しかしカラクリは2枚目の冥界神・ハデスをプレイ。全処理した上、死期を視るもの・グレモリーの効果により、強い盤面を作りました。

手札に回答が無かったみずせでしたが、トップの《世界》・ゼルガネイアから、堕落の決意をドロー!再び冥府への道を破壊しながら、盤面を作ります。

 

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またも勝ち筋を絶たれてしまったカラクリですが、幽庵の墓守、レジェンダリースケルトンで丁寧に処理します。守護も貼れているため、《世界》・ゼルガネイア、君臨する猛虎によるリーサルもありません。

みずせは守護を突破しながら、疾走を付与させた《世界》・ゼルガネイアで顔を削り、残り4点まで詰めます。次ターンが訪れればリーサルです。

 

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ラクリは《恋人》・ミルティオのドロー効果で、酒吞童子、7コスト冥界神・ハデスを引けました。

酒吞童子の進化権回復効果により、冥界神・ハデスを相打ちさせる事はできますが、冥府への道で削れるのは体力5まで。《世界》・ゼルガネイアのバーンで自滅させるまで、1足りません

ターンが帰ってきて、みずせの勝利!延長戦に繋げました!

 

 

みずせ WIN 

 

 

5戦目 あぐのむ vs カラク

両チームの想定通り、AFNm vs 専門店Wとなりました。

 

 

あぐのむは専門店W相手に攻めていきたいところでしたが、2コストフォロワーが引けず、2パスしてしまいました。遅れてフォロワーを置いていきますが、カラクリに丁寧に除去されてしまいます。

 

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あぐのむは少しでも盤面にフォロワーが残るように、アナライズアーティファクトを進化させますが、これも全面処理されてしまいました。

ラクリは7ターン目は一旦境界の魔導士で進化処理を行います。

あぐのむはアーティファクトリメイカーをプレイし、なるべく顔にバーンが来ないようにしますが・・・

 

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溜め込んでいたカードを使い、カラクリ勝利!

 

ラクリ WIN 

 

 

終結横浜F・マリノス 2-3 福岡ソフトバンクホークスゲーミング

福岡ソフトバンクホークスゲーミングは、今節でも延長戦まで粘って勝利しました!横浜F・マリノスは全体で見ると2Pick、異形Eの負けが致命傷でしたが、どちらの試合もプレイ分岐で勝敗は変わらなさそう。

 

 

3.レバンガ☆SAPPORO vs NTT-WEST リバレント

 

未だ連敗中のレバンガ☆SAPPOROは、前回連敗から脱したNTT-WEST リバレントとの対戦となります。

 

1戦目 真春 vs keisuke3

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真春はWを選択できました!境界の魔導士、ポーションウィザード等をpickでき、横展開に強いデッキになりました。魔道具専門店、フューチャービジョンも拾えており、フィニッシュも潤沢です。進化権の使い先が偏っているので、ある程度温存しながら戦う事になりそう。

keisuke3はまたもWは取れず、Rを選択。序盤のフォロワーが少ないものの、黒豹の偵察者、ブルームキャバリエ、ライノスナイト・パトリック等、後半に大型フォロワーをたてられる、爆発力のあるデッキになりました。

 

 

keisuke3は先攻2ターン目で、機械の輸送者の4/2を立てる事ができました!さらに猛然たる騎士・ゲルトをプレイし、顔を詰めていきます。

真春はフォロワーを置いて顔を守ろうとしましたが、13点まで詰められてしまいました。

 

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keisuke3は5ターン目にして、あまり良い回答の無い手札になってしまいました。下手にクイックブレイダー進化等で攻めても、簡単に除去されてしまうので、冷静に盤面を処理しました。

真春は突然の落石で盤面を処理しました。魔道具専門店のために、進化権は温存しています。

 

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ファンファーレ効果の対象は無いですが、ブルームキャバリエをそのまま置きます。

真春は確定除去札が無くなってしまったので、マナリアの叡智から加わったマナリアの魔弾、エクステンドマジックとフューチャービジョンの1点により処理しました。

keisuke3は7ターン目にストライクナイト、オースレスナイトをプレイ。これに対して真春はアドラメレクでストライクナイトのみ処理し、進化権も継続して温存しました。

 

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ここでkeisuke3は躍動する獣戦士を進化させ、一気に顔を詰めていきます。手札にあるもう1枚の躍動する獣戦士で、リーサルが見えています。

真春はこの急な攻め方から、keisuke3の手札に疾走札があると察し、守護を置きます。

keisuke3はリーサルが無くなったため、黒豹の偵察者エンハンス、《世界》・ゼルガネイアをプレイし、再び大型フォロワーを押し付けます。真春も守護を出しながら盤面を全処理します。

 

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keisuke3はトップで流麗なる槍術士をドローしました。躍動する獣戦士で守護をどかしながら、流麗なる槍術士のエンハンス効果により最後の5点削りました!

 

 

keisuke3 WIN

 

 

デッキ

 

両チーム、エルフ、ウィッチ、ドラゴン、ネクロマンサー、ネメシスの5クラスのミラーになりました。

 

異形Eは、レバンガ☆SAPPOROはマシンブーメランエルフ採用NTT-WEST リバレントはプラントエルフ採用に構築になっています。またレバンガ☆SAPPOROは、前節まで愛用していたリノ異形Eは持ち込みませんでした。

 

レバンガ☆SAPPOROのディスカードDはドラゴニックコールを1枚減らし、金剛のパキケファロサウルス、神託の大天使・ガブリエルを1枚増やしています。NTT-WEST リバレントは治癒のドラグーンを減らしている事で、ドラゴニックコールから3コストフォロワーにアクセスしやすくなっています。

 

葬送Ncはほとんど差異はありませんが、レバンガ☆SAPPOROは冥界神・ハデスの1枚採用により僅かにミラーに強くなっています。

 

レバンガ☆SAPPOROのAFNmは夢の使者・アメスを3枚採用しており、異形Eに少し強くなっています。NTT-WEST リバレントは前節から、マグナジャイアントをアーティファクトリメイカーに差し替えたリストになりました。

 

そしてウィッチのデッキは、レバンガ☆SAPPOROは秘術W、NTT-WEST リバレントは専門店Wで分かれています。秘術Wは異形Eに強いものの、ディスカードD、葬送Ncに不利をついています。この2つは比較的投げやすいので、秘術Wを使うタイミングは限られそうです。

 

ほとんど同じ持ち込みとなりましたが、やはり専門店Wを持つNTT-WEST リバレントが僅かに有利か。2Pickでも負けてしまっているレバンガ☆SAPPOROには、難しいデッキ選択が要求されます。

 

 

2戦目 きょうま vs けんぴ

NTT-WEST リバレントは相手の異形Eが通りやすい事から、これに強いAFNmを選択。

レバンガ☆SAPPOROはこれを読んだのか、秘術Wを選択しました(作戦会議では理由分からず)。不利なマッチが多いので、有利対面でこのデッキを消費できたのは大きそうです。

 

 

けんぴはロボティクスユーザー、運命への反逆と順調にプレイしていきます。きょうまはプレイしたいカードが少なかった事から、真理の魔鏡から真理の術式を加える事ができませんでした。

大地の魔女でドローするために、猫の奇術師の土の印を溢れさせてから境界の魔導士を進化させ、大地の魔女をプレイしました。このドローにより、《愚者》・リンクルを引き込みました。

 

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けんぴはここで、進化させたアブソリュート・モデストを大地の魔女に当てて、5/5で残しました。攻撃力の高い境界の魔導士を残してしまいますが、それ以上に秘術Wは体力5のフォロワーが取りづらい事を意識しています。

きょうまは盤面の境界の魔導士と、《愚者》・リンクル進化で合わせて取る事になりました。猫耳の魔法使い・キャルのリーサルを補助する、剥落の暴圧をプレイできました。

きょうまは土の印4枚の状態からアダマンタイトゴーレムをプレイ!手札に加えた魔術の一撃2枚はでたらめな接合のために、進化権は猫耳の魔法使い・キャルのために温存しています。

最低限の盤面となったきょうまに対して、アイアンスティンガーで盤面を処理し、猫耳の魔法使い・キャル進化に強いプロテクトアーティファクトをプレイしました。

 

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ここできょうまは猫耳の魔法使い・キャルの2枚目をドロー!!

このターンで猫耳の魔法使い・キャル(5点)をプレイし、次のターンでユニオンバースト猫耳の魔法使い・キャル(10点)、でたらめな接合(2点)をプレイすれば、剥落の暴圧(3点)と合わせて確定リーサルとなります。

 

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しかしこの手札をでたらめな接合で流してしまった!!

猫耳の魔法使い・キャルとマナリアの偉大なる研究は引けているので、9ターン目のリーサルは見えそうですが間に合うか。

 

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けんぴは盤面を返しながら、アーティファクトリメイカーをプレイ!さらにアブソリュート・モデストで体力を4点まで詰めた事で、盤面に残ったブリッツアーティファクト2体のラストワードによりリーサルになってしまいます。きょうまはリーサルを防ぐことができませんでした。

けんぴ、前節に引き続き見事なAFNm捌きで勝利!

 

けんぴ WIN

 

 

3戦目 Surre vs さわさき

レバンガ☆SAPPOROはここで確実に勝つため、異形Eを使います。異形Eミラーもかなり視野に入れているようです。

しかし仮にこの試合に勝ち、4、5試合まで行ったとしても、残っているデッキがディスカードD、AFNmに強かった葬送Nc、異形Eに強かったAFNmになってしまい、有利に立ち回れる対面がありません

異形Eが来ると判断しているなら、AFNmを選択するべきだと感じました(不利対面が多いので、本当に異形Eが来ると断定しているのなら)。

 

NTT-WEST リバレントも異形Eを選択しました。唯一不利なAFNmは、人読みで来ないと判断しています。また、残る4、5戦も専門店Wを除いたディスカードD、葬送Ncで過ごせそうなので、筋の通った安定択のように感じました。

 

 

さわさきは1ターン目で地を裂く異形を引け、融合を進めていきます。

Surreも地を裂く異形を2ターン目に遅れて引きましたが、同時に頂きの闘技場を引いてしまったため、融合を1回見送ります。5ターン目の深謀の獣人、6ターン目の地を裂く異形でリーサルが見えているため、スピアーエルフで積極的に攻めていきます。

さわさきは森を彩る者・エルフクイーンで処理しながら、守護を立てます。

 

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Surreは《世界》・ゼルガネイアをドローしてしまい、またも融合できませんでした。当初の予定通り深謀の獣人を進化させます。

さわさきもこのままだと、地を裂く異形に守護を破壊されてしまい、リーサルを取られてしまいます。地を裂く異形、導きの巫女・コッコロのドローで回復、守護を探しますが、引けず。

 

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導きの巫女・コッコロ、マシンブーメランエルフ混ぜで地を裂く異形の融合ドローを2回増やす事で、《世界》・ゼルガネイアの受けを2回見る事は出来ますが、1回目のドローで頂きの闘技場を引いてしまうとこれは成り立たなくなってしまうので、結局このプレイで合ってそう

 

ターンが帰ってきたSurreは、深謀の獣人の5点と地を裂く異形の10点で削りきりました!NTT-WEST リバレント、3-0ストレート勝利!

 

 

Surre WIN

 

 

 

4戦目 feg vs Tatsuno

NTT-WEST リバレントは特に不利な対面が無い葬送Ncを選択。レバンガ☆SAPPOROもこの葬送Ncに戦える葬送Ncを選択しました。

 

 

Tatsunoは初手で百鬼夜行が被ってしまい、4ターンまでにフォロワーを出す事ができませんでした。

fegは2ターン目に置いた幽庵の墓守結晶が、《恋人》・ミルティオで開くようになり、相手の《恋人》・ミルティオにも強い盤面が作れそうです。

 

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Tatsunoは《恋人》・ミルティオをプレイし、レジェンダリースケルトン、スピリットキュレーター、そして征伐の死帝直接召喚からのリッチを場に出しました。

スピリットキュレーターで進化処理させる事で、相手視点処理の困るレジェンダリースケルトンを残しながら、幽庵の墓守の進化を少しケアしています。

 

fegも想定通り《恋人》・ミルティオをプレイし、幽庵の墓守で盤面処理をしますが、Tatsunoの2枚目の《恋人》・ミルティオにより、主導権を完全に奪われてしまいました。

fegは再び幽庵の墓守で進化処理。葬送効果により、だんだん手札が細くなっていきます。

 

Tatsunoはまずはドローを見るため、《恋人》・ミルティオを自滅させます。

 

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カーニバルネクロマンサーもプレイ出来ますが、ここはハングリースラッシュ、フェイタルオーダーをプレイ。

さらにイグジストソード・ギルトでデッドメタルスターを破壊し、征伐の死帝を場に出しました。fegの《恋人》・ミルティオにデッドメタルスターを当てれば、同様に征伐の死帝を場に出せましたが、イグジストソード・ギルトを上手く使えるのがこのターンしか無いと判断したと考えられます。

しかしこのドローでデッキの残り1枚の死期を視るもの・グレモリーを引いたため、直接召喚はできません。

fegはこの盤面を処理する事が出来ないため、カーニバルネクロマンサーから出るデッドメタルスターで顔を詰めます。

 

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Tatsunoは盤面のフォロワーと、レジェンダリースケルトンにより盤面を処理しながら、カーニバルネクロマンサーで盤面をさらに強化していきます。fegはこの盤面を返す事が出来ません。

厳しい序盤を乗り越えて、Tatsunoシーズン初勝利!

 

Tatsuno WIN

 

 

終結果 レバンガ☆SAPPORO 1-3 NTT-WEST リバレント

NTT-WEST リバレントは前節に引き続き連勝!keisuke3の勝利から、安定感のある試合運びでした。レバンガ☆SAPPOROは今節で5連敗と、2018 1stの連敗に並んでしまいました。素晴らしい試合を魅せたTatsunoを筆頭に、復興して欲しいところ。

 

 

4.GxG vs 名古屋OJAベビースター

 

現在3位で並んでいる2チームの対戦になります。ここで勝利し、一歩先に抜きん出たいところ。

 

1戦目 フォレスト vs さに

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フォレストはRを選択できました。連携が活かしやすく、どのターンでも十分に戦えるバランスの良いデッキになりました。静寂の元帥を筆頭に、パワーの高い金虹も多く引けており、Rの中でも上位のデッキになっていると感じました。

さにはWを選択できました。《愚者》・リンクル、フューチャービジョン、猫耳の魔法使い・キャル、魔道具専門店等、フィニッシャーには困らないデッキになりました。ポーションウィザード、境界の魔導士が無いため、中盤以降の盤面の繋ぎ方が重要になってきそうです。

 

 

フォレストは先攻2ターン目にはあまりプレイしたくない、オネストシーフをプレイ。

さには2/1のオネストシーフと有利トレードを取るために、渋々大地の魔女をプレイしますが、フォレストのインパクトソルジャーで処理されてしまいました。

 

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フォレストは4ターン目に綺麗に動けるカードを引けませんでした。

さにの魔導書の書き手を処理するために、オネストシーフを自滅させてから、武器商人・エルネスタに黄金の靴を付与して相打ち。さらに無頼の野武士をプレイしました。

盤面にフォロワーを並べるだけでは、簡単に全体処理に巻き込まれてしまい、無視した魔導書の書き手が残り続ける事になります。多少リソースを吐いてでも、このターンで処理すべきだと判断したと考えられます。

さにはエーテルゴーレムで盤面処理。手札にある氷雪の魔術師で、回収、大型処理が見えています。

フォレストは思わぬ躓きをプレイ。さにはこの弱い返しに対して、カースエンチャンターで横並びを押し付けます。

 

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フォレストは現状ではこの盤面を少しでも返すために、日の出の女神・ミトラをプレイ!強いカードは引けたものの、引いてきたダイヤモンドパラディン、手札にあったシールドフォーメーションを捨ててしまいました。

さには進化権を温存するために、氷雪の魔術師をプレイ。魔道具専門店が引けているため、次以降にターンで使っていきたい。

 

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フォレストは静寂の元帥をドロー!ライノスナイト・パトリック、オネストシーフと合わせて強力な横展開を作りました。

さにはアブソーブスペル、エーテルゴーレムで2体処理し、クラシカルソーサラーを置きました。ここでも進化権は使わず温存しましたが、少し顔への打点が気になる。

フォレストは黒豹の偵察者、居合の真髄をプレイ。また手札に加わった、風来の絵描きで黒豹の偵察者をコピーでき、今後も横並びを継続できそうです。

 

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さには魔神の使役者から、この盤面を一掃できる、断罪者・シルヴィアを手札に加える事が出来ました!さらにフィニッシャーとして大変優秀な、昏き底より出でる者も手札に加えました。

盤面を返されてしまったフォレストですが、黒豹の偵察者、インパクトソルジャーにより立て直しをはかります。

さには苦し紛れに昏き底より出でる者で処理します。

フォレストは信念の剣閃で一気に攻め、4点まで詰めます。さにはフューチャービジョンで5点まで詰めますが、この盤面を返す事ができません。

フォレストが盤面で勝利!4ターン目から常に盤面の主導権を渡さないプレイが実を結びました。

 

フォレスト WIN

 

 

デッキ

 

GxGはコントロールE、秘術W、ディスカードD、葬送Nc、コントロールVを持ち込みました。

 

コントロールEは2度のRAGE FINALに進んだShimonさんのリストと40枚同じ。今までのプロリーグでもコントロールEは何度か出てきていましたが、プレイカウントに縛られない、回しやすいデッキになっていると感じました。回復も充実しているため、こまめにバーンで削るタイプのデッキにはかなり強そうです。

 

秘術Wは、前節の土要素を削った独特なデッキに、さらにプリンセスナイトが追加され、より猫耳の魔法使い・キャルのリーサルを重視したデッキになりました。

 

ディスカードDは日輪のドラゴン3枚によって、ドローがまわりやすいデッキになっています。

 

コントロールVは堕落の決意、堕落の失墜・アザゼル等のメタカードを減らし、バーンを重視したデッキになっています。

 

 

名古屋OJAベビースター異形E、専門店W、ディスカードD、葬送Nc、AFNmとなっており、前節のコントロールE、秘術W、葬送Nc、コントロールV、AFNmの持ち込みからは大きく変更されています。

 

異形Eは他チームでは見られなかった、2コストフォロワー4種3枚採用に、フォレストエース・リマーガ不採用の構築になっています。アクセラレートの枚数は減っているものの、2ターン目のトップドローの受けを見た調整かと思われます。

 

専門店Wは突然の落石、静寂の実験室、覇食帝の調理が1枚ずつ、ディスカードDはオーシャンアングラーが1枚採用されています。

 

葬送Ncはクラウドギガース、レジェンダリースケルトン、冥府の頂点・アイシャ、ソウルテイカー・ララが1枚ずつの風変わりなデッキになっています。不可侵の死霊・ヘリオも3枚入っている事から、盤面から打点を出す事をより意識した構築になっていると感じました。

 

AFNmは3節で使われたアーティファクトリメイカー抜きの構成に戻りました。PPを繋いでくれる、便利なカードではあるのですが・・・

 

GxGは秘術Wが実質BANの状態なので、2Pickのアドバンテージを活かし、他のデッキでやりくりする必要があります。

名古屋OJAベビースターは通りの良い専門店Wを活かした立ち回りが重要になりそう。

 

 

2戦目 Riowh vs マサヤ

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GxGはコントロールE、秘術Wが不利対面が多く、それ以外は使いやすいという状況。コントロールVの役割対象である、相手のディスカードD、葬送Ncは投げづらそうなので、コントロールVも温存。

なので、無難なディスカードD、葬送Ncを投げる事になり、GxGはディスカードDを選択しました。

 

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名古屋OJAベビースターは専門店Wを選択しました。

しかし専門店Wはどの対面でも強いため、ここで使ってしまうとGxGのデッキ選択に対しての抑止力が無くなってしまいます。特に唯一専門店Wに不利なコントロールVは、次の試合から不利対面が無くなってしまうのがかなり痛い。

ではどのデッキを使うべきなのかというと、

専門店Wと同じく役割の多い異形Eは同様に温存。そして相手視点投げやすそうな、葬送Ncに弱く、コントロールEに強いAFNmも温存。なのでこちらもディスカードDか葬送Ncが残り、このどちらかを使える選手を考えて選択するのが正しかったと考えられます。

 

 

Riowhは蛇竜の契りでドローし、竜の託宣を手に入れました。竜の託宣、ドラゴニックレイジでPPブーストを進め、後攻4ターン目に波濤のプレシオサウルスを進化させます。

マサヤはトップで引いてきた突然の落石であっさり処理。

Riowhは蛇竜の契りが繋がり、聡明のドラゴニュートスカラー、悲哀の赤竜で、顔を詰めながら盤面を並べていきます。

 

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Riowhはダークジェイルドラゴン2枚、岩石のアンキロサウルスで12点削り切りました!!Riowh初勝利!!

 

Riowh WIN

 

 

3戦目 リグゼ vs 隼人

GxGは、相手の魔道具専門店Wを消費できたた上、後1勝で勝利するため、どの対面にも有利になったコントロールVを選択しました。

名古屋OJAベビースターはまだ戦える異形Eを選択し、残りの試合をディスカードD、葬送Nc、AFNmに託します。

 

 

隼人は1ターン目に地を裂く異形をドローできました。しかしコントロールV対面で持っておきたい、喝采の獣使いが2枚被ってしまったため、2、3ターン目に融合ができませんでした。

リグゼは歪みし蝙蝠で盤面を作りながら、ワンダーコックで手札を増やしていきます。

 

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隼人は4ターン目に盤面のプラントエルフを進化させ、頂きの闘技場を直接召喚させます。少し無理な置き方になりましたが、体力が14点に近い事もあり、《世界》・ゼルガネイアを使いやすくしています。

リグゼは背徳の狂獣を進化させ、7/7を1体の盤面を作ります。《世界》・ゼルガネイアのケアも欠かせません。

これに対して隼人は、森を彩る者・エルフクイーンで進化処理。リグゼは地を裂く異形の融合が進んでいるため、堕落の失墜・アザゼルに進化を切ります。

 

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隼人はライフカットされているため、喝采の獣使いで処理しながら顔を詰めていきますが、これにはリグゼは《世界》・ゼルガネイアで盤面を返していきます。

リグゼは手札に溜めていたバーンカードで隼人の顔を詰めていきます。リーサルまで近づけない厳しい状況。

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最後は夜を統べる者・イリヤ、背徳の狂獣のリーダー効果、鋭利な一裂きでリグゼが勝利!個人6連勝でチームの勝利を決めました!

 

リグゼ WIN

 

 

4戦目 ちゃみ vs 和真

最後は葬送Ncミラーになりました。名古屋OJAベビースターの新エース、和真は1勝でもチームに持ち帰りたいところ。

 

 

お互いに葬送で手札を交換していき、ちゃみは《恋人》・ミルティオにたどり着きました。対する和真はあまり引きたくない冥府の頂点・アイシャ、征伐の死帝が手札に来てしまいました。

 

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和真の盤面には3体フォロワーが出ているので、盤面にフォロワーを置かないと、《恋人》・ミルティオをプレイされずにすみます。しかし残った必殺フォロワー2体に結局盤面を取られてしまうので、酒吞童子を進化させました。

和真は《恋人》・ミルティオを引けなかったため、綺麗に動けません。モーターグレイブディガーを進化させ、連携10を達成させます。

ちゃみは想定通り、幽庵の墓守進化、《恋人》・ミルティオをプレイし、征伐の死帝直接召喚を含めた5面展開を押し付けます。

和真は直接召喚された天覇風神・フェイラン進化とフェイタルオーダーでなんとか盤面を保とうとしますが、デッドメタルスターが葬送出来ていないため、良い盤面が作れません。

対するちゃみは天覇風神・フェイランにより、一方的に盤面を作っていきます。

 

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ちゃみはこのターンではリーサルが無いため、カーニバルネクロマンサーからのデッドメタルスターで顔を4点まで詰め、盤面に蓋をします。

当然和真はこの盤面を返せないので、ちゃみ勝利。GxGは4-0で快勝!

 

ちゃみ WIN

 

 

終結果 GxG 4-0 名古屋OJAベビースター

GxGは4-0で圧勝!!低迷していたRiowhも勝利し、勢いが戻ってきた感じです。名古屋OJAベビースターは4敗で大きく勝利数を突き放されてしまったのが痛い。

 

 

5.感想 

  • 前節では秘術Wがメタゲームの一角を担っていましたが、今節ではこれに強く、さらに流行りのディスカードD、葬送Ncにも戦える専門店Wが頭角を現してきました。前節まではエイラBが専門店Wに対して強く出れていたので、次節はエイラBが増えるかも?
  • 今節で、今環境の先攻の勝率の高さが話題になっていました(約77%)。後攻側の選択次第で勝敗が変わりそうな試合もありましたが、それにしても歴然だったので、アディショナルに期待。
  • 2Pickではkeisuke3 vs 真春、さに vs フォレストの、RでWを捲った 試合が印象的でした。特に序盤の、一旦ペースを落として、しっかり盤面を処理し、相手に主導権を握らせないようにしていたプレイが興味深かったです。
  • 前節からデッキ選択について色々考察していますが、当然人読み、練度、認識の違いで大きく変わるものではあります。裏の裏の裏・・・を読まれる可能性もあってキリが無い話かもしれません。ただ、このデッキ選択は間違いなく考察のしがいがある奥が深いものだと私は思っています。今後もこのデッキ選択の面白さを伝えられるように、これがきっかけで少しでも興味を持ってもらえるように、これからもまとめていきたいです。

 

 

次回の第6節は8/16(日)です。

 

 

 

 


 

変なところあったら連絡ください。