【タイブレーク〜ファイナル】 RAGE Shadowverce Pro League 19-20 2nd season レポート
プロリーグオタクやってる生ビールと申します。
RSPL、タイブレーク、セミファイナル、ファイナルの観戦レポートを書きます。
19-20 2ndシーズンもいよいよ大詰め。上位5チームによる熱い闘いが繰り広げられます!
今節の注目マッチ
※注意
- 敬称略
- まじでただのライトプレーヤーなんでプレイ指摘自信無いです。なので人の意見とか勝手に持ち出してますごめんなさい。
- クラスはE、R、W、D、Nc、V、B、Nm表記。カードも略称を多用しています(ウォーターフェアリー→水虫など)。
目次
- 1.全チームデッキ
- 2.名古屋OJAベビースター vs レバンガ☆SAPPORO
- 3.GxG vs レバンガ☆SAPPORO
- 4.AXIZ vs GxG
- 4.横浜F・マリノス vs AXIZ
- 7. 感想
1.全チームデッキ
今まで構築の定まっていなかったコントロールEでしたが、全てのチームがリノ型を採用する形に。また、戦績の悪かった妖怪Ncを不採用としたチームもいるようです。
2.名古屋OJAベビースター vs レバンガ☆SAPPORO
14節でのOJAの3-1勝利により、タイブレーク戦が決定!プレーオフに進出するのはOJAか?レバンガか?
1戦目 さに vs 真春
初戦はNmミラーとなりました。さにはカルラ2枚、これを増やせるハーメルン2枚をpickできました。明確なフィニッシャーはいないものの、盤面干渉の強いデッキに。対する真春は、さにのデッキと比較するとパワーが低いものの、ラグナアウェイクの明確なフィニッシュが見えています。
序盤はお互いPP通り動けたものの、ハーメルンでカルラを増やせるさにに対して、真春はリソースが少なく動きがぎこちない。
真春は5/3のメカニカルマンモスを無視し、ユニコだけを出し、次のキッカー処理に託します。これに対してさにはグライアスをプレイ。出てきたプロダクトを進化させる事で、キッカーのケアが出来ました。真春はアナライズ進化キッカーでなんとか処理。
劣勢が続く真春はミトラによるドローに勝負を賭ける!!見事ラグナを引け、さらにカルラも残せました!さにはリソース差が縮まらないように盤面を作りますが、真春はエンハンスラグナプレイでジオテトを温存。
そして1ターン温存したお陰で、ドローしてきたハーメルンでジオテトを増やす事に成功!!さには糸による支配でジオテトを盗みますが・・・
2体のジオテトの攻撃は守り切れない!!終始攻められていた真春、ジオテトで大逆転勝利!!!!
真春 WIN
2戦目 隼人 vs さわさき
2Pickで勝利したレバンガ、リオードで当て勝ちます!
着々とリオードを育てるさわさき。隼人はヴァイディ2枚目が引けず。
二刀流により、さわさきの勝利!
さわさき WIN
3戦目 ぼーいん vs Tatsuno
もう後が無いOJA。アマツEで勝負に出ます。レバンガは安定の妖怪Ncを選択。
精霊3枚をプレイし、アマツの準備をします。しかし2ターン目に水虫をプレイしなかったお陰で手札と盤面がいっぱいになってしまった。Tatsunoはミヤコ等で序盤から攻めますが・・・
疾走フェアリー5体で圧倒!ぼーいんが1勝取り返しました。
ぼーいん WIN
4戦目 マサヤ vs きょうま
負けられないOJAですが、ここでリーダー対決!リオードRを選択したマサヤが有利です。
クイブレで順調に攻め続けるマサヤ、勇気ある乱入によるリオード着地を狙いますが・・・
バフしたクイブレのせいで、きょうまの形代が自滅。乱入の打ち先が消え、リオードが出せなくなりました!さらにきょうまは4ターン目にコアを置き乱入を再びケア。5ターン目で一気に盤面を広げます。
リオードを引けたマサヤは育成しながら盤面を処理しますが、クオンの守護に阻まれ攻める事ができず。
クオンによりきょうま勝利!タイブレーク戦を制し、プレーオフに進出したのはレバンガ☆SAPPORO!!
きょうま WIN
最終結果 OJA 1-3 レバンガ
レバンガ、2Pickの勝利から、構築の当て勝ちで見事プレーオフ進出。選手全員の調子も良く、明日の試合でも良いパフォーマンスを見せてくれそうです。OJAは妖怪Nc不採用、アグロV、自然Dなど構築でレバンガに劣っている部分があったので、来シーズンは強くなって返ってきて欲しいです。
3.GxG vs レバンガ☆SAPPORO
タイブレーク戦を勝ち上がってきたレバンガに対するは、プレーオフ初進出のGxG。アドバンテージによりGxGが1勝有利な状況で試合が始まります。
1戦目 フォレスト vs 真春
フォレストはRを選択。真髄3枚とリソースには困らないデッキに。真春はNmを選択できました。キッカー1枚のみですが、ハーメルンで増やせるか。
先攻でバレッジを置けた真春。フォレストは一旦は盤面を明け渡すものの、4ターン目にウルフ進化ヤヴンハールで一気に制圧!真春はパペットボックスを使う苦しい処理に。
フォレストは変身したベアをフェイス進化。真春はベルフォメットを無理矢理プレイしますが、6点まで詰められてしまう。そして手札を埋めてしまった事でキッカーが溢れてしまった!フォレストの横並びを返す事ができません。
フォレストはエンハンス野武士をプレイ。真春はこれを返す事ができませんでした。フォレスト、初戦で大事な1勝を勝ち取りました!
フォレスト WIN
2戦目 ちゃみ vs さわさき
2勝と大きくリードしているGxGはさらにコントロールEを選択。リノが引ければ、レバンガの自然Dに有利に動けますが・・・
さわさきはマナ託宣プテラを決めます!ちゃみはマリガンでリノセウスを引きにいかなかったため、キープしたアクセラカーバンクルをプレイ。攻撃が遅れてしまう。
さわさきは5ターン目で最大PPを9まで増やせた上、ヴァイディを引き込みます!ちゃみは苦しい処理に。
ちゃみはリノカウントを急いで稼ぎますが、極光で完全に蓋をされてしまう。回復も間に合わず、さわさき勝利!
さわさき WIN
3戦目 リグゼ vs きょうま
1勝取り返したレバンガは、自然Dに有利な式神Wを選択できました!
クオンを引けないきょうまですが、スペルブーストを進めていきます。リグゼは序盤の盤面を強くするため、先3でヴァイディをプレイ。術式からの打点を吸わせる事が出来ました。
しかしナテラが無いため、案内人2枚出しからの空進化の微妙なプレイに。鬼呼びによる多面展開を許してしまいます。きょうまもこの隙を突いて攻めた所ですが、手札を増せず、処理札がかさばりうまく動けません。
じわじわ体力を削っていたきょうま。最後はトップのコアにより打点が足り、勝利!2-2で同点になりました!
きょうま WIN
4戦目 Riowh vs Tatsuno
イーブンに戻せたレバンガはさらにリオードRで式神Wに当て勝ちします。Riowhはスペルブーストを進め、先に盤面を作りたい。
リオードを引けたTatsunoですが、バフカードが引けず、パス気味のターンが続いてしてしまう。Riowhはクララが引けないものの、鬼呼び2枚狂信者が引け、スペルブーストもスムーズに進みます。
Riowhは5ターン目に一気に展開!Tatsunoはこれを返す事が出来ません。そのままRiowhが勝利!GxG、なんとか二巡目前にアドバンテージ差まで戻すことが出来ました。
Riowh WIN
5戦目 フォレスト vs 真春
フォレストは久しぶりにNmを選択できました。キッカーが無いため、ラグナアウェイク、ゴリラまでのフィニッシュまで上手く繋げる必要があります。真春はNcの選択。酒呑童子、ギンセツなどが引けなかったため、Ncの中でも弱いデッキになってしまいました。
フォレストは3ターン目にエネスをプレイ。さらに4ターン目に関門をプレイすることでフェイス進化ミヤコをケアします。
さらにフォレストはイカロスにより盤面を広げます。Nmの横展開に、真春はボーンバーストをプレイするも、返しきる事が出来ません。
最後まで盤面を維持し続けたフォレストの勝利!
フォレスト WIN
6戦目 Riowh vs さわさき
後が無いレバンガは自然Dを選択。しかしGxGの式神Wには少し不利か。
Riowhは少しスペルブーストが進みづらい状況。さわさきはヴァイディ進化は後回し。案内人顔進化、コック顔進化でRiowhの体力をガンガン詰めていきます。
Riowhも鬼呼びと狂信者でなんとか盤面で優位に立とうとしますが、極光で防がれてしまう。
イノリ2枚で10点リーサル!さわさき、崖っぷちで不利対面を見事捲りました!
さわさき WIN
7戦目 ちゃみ vs きょうま
未だGxGが有利な状況。リーダーきょうま、式神Wで阻止できるか。
ちゃみはカーバンクルがしっかり引けましたが、アクセラで使う事になります。
きょうまはスペルブーストを進め、5ターン目にはキョウカ、狂信者2枚の盤面を作ります。クオン前に旋風を使わせる事が出来ました!
しかしちゃみ、またも旋風をドロー!!クオンの盤面が完全に返されたことで、きょうまの攻め手は無くなってしまった!
その後リノセウスをドロー。盤面を返しながら、リノセウスで削りきりました!ちゃみがチームの勝利を決めました!!
ちゃみ WIN
最終結果 GxG 5-3 レバンガ
GxG、強敵レバンガを破り、準決勝進出!フォレストの2連勝によって、構築組の負担を減らした事が大きく勝敗に影響しました。負けてしまったレバンガですが、毎シーズン高い順位をキープしているのは流石初代王者というべきか。
4.AXIZ vs GxG
シーズン後半で駆け上がり、プレーオフ進出を決めた2チームの対戦となります。疲労困憊な上、アドバンテージで差がつけられているGxGにとっては試練の試合をなります。
1戦目 Rob vs フォレスト
RobはRを選択。疾走が少ないものの、キャバリエ、ジェネラルによる強い盤面形成が望めるデッキになりました。フォレストはNmを選択。明確なフィニッシュが見えていないため、Nm特有のコントロールするゲームプランとは異なる動きが要求されます。
先1コンセントをプレイしたお陰で、4ターン目にドミネイトをプレイ出来ました!Robは首飾りヤヴンハールによりなんとか処理。
6ターン目、盤面を空で返したRobの隙を突いて攻めたいフォレストですがワルツの処理を嫌い、ハーミットを温存。Robのトップはワルツだったため、間一髪で避ける事ができました。
Robは居合の真髄でリソースを回復しながら、フォレストのキッカーを使わせます。そして斥候、メカゴブ、マーセナリーによる強い盤面を押しつけます。
フォレストは次ターンのキッカーによる処理に期待し、盤面を無視しますが、トップの分身によりリーサル!1ターンに18点削りきり、Rob勝利!
Rob WIN
2戦目 Chino vs リグゼ
0-2と突き放されてしまったGxGですが、リオードRで有利な式神Wに当てることが出来ました。
リグゼはリオードとバフカードをしっかり引けました。Chinoは早い段階で狂信者を増やし、順調にスペルブーストを進めます。
5/7のリオードにより6点削ります。リオードを2枚伏せ、トップ二刀流でリーサルという状態に。
Chinoはリーサルを回避するため、クララをプレイ。リグゼはこの盤面を全て処理することが出来ません!
増やした狂信者3体により、Chinoが削りきりました!
Chino WIN
3戦目 Gemo vs Riowh
追い詰められるGxG。ここでレギュラーシーズン勝率1位だったGemoの登場!GxGは式神Wでなんとしても1勝もぎ取りたい!
Gemoは1ターン目からリノをプレイし、番人で戻します。
そして3ターン目にリノ3枚を大胆プレイ!!Riowhはこの3体を処理できず、一気に8点まで削られてしまう!
キョウカによりなんとか盤面を処理しますが、 3/1のリノによりあと1点まで詰められてしまった!
そのままGemoの勝利!AXIZ、ファイナル進出に王手をかけます!
Gemo WIN
4戦目 Rumoi vs ちゃみ
GxGピンチ!ちゃみのコントロールEに託しますが、Rumoiの持つ自然Dが立ちはだかります!
RumoiはプテラのPPブーストから、後手4でガリュウをプレイ!ちゃみは金竜を処理出来ませんでした。
しかしRumoiは攻めてはいるものの、ヴァイディが引けない。ちゃみもリノセウスが引けません。
Rumoiは無視したリノの進化でライフを削られるものの、ヴァイディをドロー出来ました。ちゃみは回復でリーサルから逃れようとしますが・・・
カヤ、ヴァイディの打点によりAXIZ、5-0で完封勝利!!!
Rumoi WIN
最終結果 AXIZ 5-0 GxG
AXIZ、5-0での完封勝利で見事2度目のファイナル進出を果たしました!!初のプレーオフ進出を果たしたGxGも大健闘でした!
4.横浜F・マリノス vs AXIZ
19-20 2ndの頂上決戦!勝つのは奇抜なデッキ選択でレギュラーシーズン1位をキープし続けたマリノスか!?卓越したプレイングで最下位から這い上がってきたAXIZか!?
1戦目 しーまん vs Rob
初戦はRミラーに。しーまんはミストリナ、ジェネラル、猛虎2枚ずつとパワーの高いデッキになりました。1枚の真髄が引ければ長いゲームにも対応出来そうです。対するRobはやや軽めなデッキに仕上がりました。序盤から攻め続け、疾走による早期決着が勝ち筋となります。
Robは後手4のきれいな動きが無いため、盤面のファントムアサシンを進化により6/1の状態で残します。しーまんはこの返しに困り、空盤面で返してしまいますが、Robも思うように動けません。
しーまんはキャバリエ進化置き。Robのキャバリエ進化処理を誘う事が出来ました。その後盤面を広げたしーまんに対してRobはトロイア、獣戦士により緩やかに盤面を処理。
そして次ターンに温存していたペコリーヌとミストリナにより、一気に盤面を作ります。しーまんはトップのジェネラルでなんとか防ごうとするも、野武士に突破されてしまう。
最後は二刀流でフィニッシュ!Robが早い段階でイーブンに戻しました!
Rob WIN
2戦目 みずせ vs Chino
マリノスはここでまさかの冥府Ncを選択。AXIZのコントロールEは長いゲームになると不利なので、リノで早めに詰め切りたい。
Chinoはドローが過剰な手札に。みずせも手札を回転させララ、ハデスを探します。
5ターン目になんとかリノをドロー。カウントを進めていきます。
ララで0コスにしたハデスをイグジストにより破壊し、冥府発動。Chinoは間に合うか!?
ララにより、極光を2枚プレイしますが、対空射撃によるリノの3回攻撃によりChinoの勝利!
Chino WIN
3戦目 あぐのむ vs Rumoi
2連敗してしまったマリノスは、式神Wで流れを変えたい。しかし相手は妖怪Ncで素晴らしいプレイを連発しているRumoiになります。
Rumoiは手札を回すものの、5ターンまでセレスが来ない!あぐのむは6クオンに成功します。
増やした狂信者で勝利。リーダーあぐのむがイーブンに戻しました!
あぐのむ WIN
4戦目 水煮 vs Gemo
マリノスはリオードRでAXIZの自然Dに当て勝ちます!
水煮は悩んだ末クイブレを投げますが、Gemoのマリオンに止められてしまう。その後もGemoは低コスフォロワーを並べ、攻め続けます。この展開を少しでも抑えるため、水煮はツバキの潜伏を解除します。
Gemoはさらに本来エンハンスでのプレイが強力なガリュウを2枚プレイし、5面展開。リオード進化剣舞だけでは処理できません。
水煮視点ではエンハンス剣舞、王城クイブレ進化でリーサルだったものの、運命の泉で場を埋めた事から、次のリーサルは無くなってしまう。しかしGemoの休息によりリーサルがなくなった上、運命の泉のバフによりトップの激突と剣舞により顔を出さずに盤面を全処理できるようになりました。
Gemoもギリギリでヴァイディをドロー!水煮は前のターンにリオードで削りに行かなかったので10点分損してしまいました。
最後のイアンドローにより完全に蓋をし、Gemoが勝利!不利マッチを見事に制しました。
Gemo WIN
5戦目 しーまん vs Rob
1点のアドバンテージがひっくり返った形で折り返し。しーまんはまたもRの選択。キャバリエ3枚獣戦士3枚が大きくゲームに関わりそうです。RobはNmを選択できました。キッカーはいないものの、AFでPPを繋げられ、ベルフォメット、グライアス、そしてインサイトと十分に強いパワーの高いデッキになりました。
しーまん、獣戦士が重なり、痛恨の2パス!Robは攻める必要が無いため、最低限のリソースを使いながら処理をします。
全く攻める事のできないしーまん。10PPになりますが、Robはすぐにはインサイトに飛びつかず、盤面を並べます。最後はインサイト、エネス進化により勝利!
Rob WIN
6戦目 水煮 vs Gemo
あとが無いマリノスはリオードRを選択。AXIZの式神Wは微不利ですが、先程同じく不利である自然DでリオードRを破ったGemoが再び立ちはだかる。
水煮は1ターン目からクイブレを召喚。しかしGemoの形代連打で止められてしまう。
除去をしながらリオードを育てる水煮ですが、Gemoは5ターン目に一気に5面展開!勝ち筋を見据えるため4体のフォロワーを残してしまう事に。
クラーク、ウィザード進化により狂信者を下げ、10点を削り勝利!!AXIZ、シーズン優勝!!
Gemo WIN
19-20 1stのファイナルで2連敗したRobが2連勝と大活躍!構築戦での不利マッチをも制したAXIZが見事勝利!マリノスは諸刃の剣だった冥府Ncが上手く機能しなかった事が敗因だったかもしれません。
7. 感想
- 多くのチームが採用したリノ型コントロールEでしたが、長いゲームに持ち込むよりも、リノセウスカウントを早い段階で稼ぐゲームプランが勝ちに繋がりやすい印象を受けました。特にコントロールEでの負けが無かったAXIZ選手のプレイからはデッキへの理解度の高さを感じました。
- また妖怪Nc不採用のチームが全て負ける形となりました。デッキそのものの戦績はそこまで高くなかったため、デッキ選択での相手への抑止力が影響したと考えられます。
- 昨シーズンのファイナルで2連敗し、涙を流したRobが、今シーズンでは2連勝とチームの勝利に大きく貢献したのはとても感動的でした。リーグチャンピオンシップも楽しみです!
次回は2/16(日)!よしもとLibalentとAXIZによるリーグチャンピオンシップです!
変なところあったら連絡ください。