RAGE Shadowverse Pro League 観戦レポート

RAGE Shadowverse Pro League 観戦オタクです

週刊RSPLオフシーズン 第1弾 新加入選手

プロリーグオタクやってる生ビールです。

 

 

プロリーグオタクにとってオフシーズンは一見退屈な期間ですが、そんなことはなくめちゃくちゃ忙しい。プロ選手による配信が日夜行われ、来シーズンの情報が少しずつ公開さています。そんなプロリーグに関する情報を週に分けて少しずつまとめようと思います。

 

今週は新加入選手について。現状新規参入するチームは無さそうなので、既存のチームへの加入が主になります。

 

 

※注意

  • 用語、カード名等省略(E,R,W,D,Nc,V,B,Nm)
  • 敬称を略している部分があります。
  • 紹介するにあたって失礼な事を言ってるかもしれません。
  • Ratingsとは通称Ratings for Shadowverse。BO3戦でのレーティングシステムを採用したハイレベルな環境で日々死闘が繰り広げられている。プレイヤーの実力が反映されやすいため、頻繁に結果を出しているプロ選手も多い。

 

 

 

 

 

 

Atom/AXIZ

 

 

昨年度年間王者に輝いたAXIZに、SRG|アトムさんがユース選手として加入しました!!!SRGといえば大型大会、覇者、Ratings等幅広く活躍している他、レバンガのさわさき選手や、同くAXIZのChino選手を排出している強豪アマチュアチームとして有名ですよね。Atom選手自身もRatingsでは、本当にずっとランキング上位をキープしており、Twitterでも常にBO3募集のツイートをしている正にBO3の権化。

 

ということで、過去にRatings杯出場経験のある現プロ選手と戦績を比べてみましょう。

 

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※1:名古屋OJAベビースター杯からレートのシステムが変わっているため、レート値で比較できるのは第1期から第9期、OJA杯から第11期となります。

※2:Gemo選手は第9期に前後半でランクインしています。

 

ご覧のように現プロ選手を全く寄せ付けない戦績を誇っています。というかAXIZ強すぎる・・・

さらにAXIZの公式YouTubeチャンネルでは構築選手3人との対戦企画が行われました。

″衝撃″の結果は以下リンク先へ。

 

www.youtube.com

 

とはいえ現在のルールでは一試合に構築選手は3人しか参加出来ないため、単純な戦力の強化という事にはなら無さそう。在籍中の構築選手3人も本当に強力なため、立ち位置としてはひたすらに壁打ちをする昨シーズンのああああ選手のようになるかもしれません。AXIZの構築選手3人はいつも握りたくないデッキを押し付け合って練習しているそうなので、超精密な壁打ちマシーンが手に入った感じか。いずれにせよ来シーズンのAXIZの更なる活躍に注目です。

 

 

 

名古屋OJAベビースター選手募集

 

例によって今回も名古屋OJAは構築選手を募集しています。

 

 

nagoyaoja.com


リンク先にはいつものような募集要項も記載されていますが、今回はいくつかの質疑応答が掲載されました。

注目したいのは、選手の拘束時間について。過去に公開されたチームフォーカスPV通り、名古屋OJAでは選手自身が平日に業務を行っているようなので、やはり100%シャドバに時間を割ける状況では無さそうですね。ユース選手はその限りでは無いようなので、昨シーズンのようにフル出場する事になりそうです。

 

www.youtube.com

 

そういえばいつも参考資料の動画が掲載されていますよね。スティージョブズ氏のスピーチはまだしも、田坂広志氏の46分のスピーチ、全部視聴するのは大変ですね・・・(自分はものの3分で飽きてリタイア)。死生観って必要なのかよ・・・

 

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この画面のまま46分は眠くなっちゃう

 

 

さて、時は流れ選手候補による選考配信が行われました。候補となったのは以下の3名のプレイヤーです。

 

twitter.com

twitter.com

twitter.com

 

 

 

選考配信

 

神速 vs ゼロ

 

www.openrec.tv

 

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神速さんのリストは自分が探す限りでは確認できませんでした。

 

自然D, 妖怪Nc vs コントロールE, 進化RのO3になります。1戦目は妖怪Nc vs 進化R。

ゼロは先攻1ターン目からカゲミツで動いていきます。神速が先1カゲミツを倒さなかった事により、4ターン目に非常に強い盤面を作る事ができました。さらに5ターン目にはリーシャカゲミツ、アイテール進化と5面展開で圧倒します。 

 

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神速は盤面を捲る事が出来ませんでした。1戦目は最後まで主導権を握っていたゼロの圧勝に終わりました。

 

2戦目は自然D vs コントロールEです。

ゼロはリノセウス導き、リノセウス番人と早い段階でカウントを進めていきます。神速はプテラによるPPブーストから盤面を広げていきます。その返しにゼロはリノ進化メイメイとリソースを使わされてしまいました。ヴァイディ、ガリュウで攻めきり、神速が1勝取り返しました。

 

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3戦目は残った妖怪Nc vs コントロールEです。

神速はセレス、ギンセツが手札に揃い盤面を並べますが、旋風によりテンポを失ってしまいます。

 

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横並びの隣の酒呑童子は処理されづらそうなので置いて良かったかも

とはいえこの旋風の処理によりリソースを使わされたゼロは5エンハギンセツの盤面を一旦放置してしまいます。神速はこの隙に再び攻めていきます。ゼロはなんとか盤面を返して行くも、リノセウスのカウントを稼ぐことが出来ません。神速は9ターン目のギンセツを後に、攻め手が無くなってしまいました。

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リノセウスが引けなかったゼロはプライマルギガントをプレイ!!そのままゼロが盤面で勝利しました!

 

 

Okanishi vs ゼロ

 

www.openrec.tv

 

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ゼロさんは先程の試合と同様

 

続いて式神W, 自然D vs コントロールE, 進化Rの対戦です。

1戦目は式神W vs コントロールE になります。ゼロはコッコロ、ワンダーコック、カーバンクルと序盤は綺麗に動きます。Okanishiはデッキにキャルがいるため、慌てて顔を削る事はせず、クラークで盤面を処理します。そして5ターン目にはキャルを増やし、6ターン目に1枚目のキャル着地させます。ゼロはリノセウスが来ないので妖精竜でなんとか盤面を作り、防御しますが・・・

 

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キャルのUB+狂信者進化でリーサル。コントロールEを意識したキャル採用の式神Wにより、1戦目はOkanishiの勝利!

 

2戦目は自然D vs コントロールE の対戦。

ゼロはリノセウスにまたも進化をきれず、旋風を4ターン目に切らせられてしまいます。Okanishiはヴァイディが引けないものの、順調にランプが進み、ダークジェイルでのフィニッシュを狙います。攻められないゼロは盤面をあえて空にします。Okanishiの手札のティラノが腐ってしまうものの、2連続ガリュウで強い盤面を押しつけます。そしてゼロは8ターン目でようやくリノセウスをドロー。しかし浸食とダークジェイル3枚により、19点リーサル。試合はOkanishiさんの勝利に終わりました。

 

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まさかの2戦目に突入。ゼロがアマツEに変更したため、式神 vs アマツEとなります。

フェアリーによりジワジワと展開し続けたゼロは4ターン目のライラエンハンスにより、さらに盤面を強固なものとします。全く処理が追いつかないOkanishi側は、5ターン目にはライフが5まで詰められてしまいます。最後は神鉄圧錬方によりゼロが勝利しました。

 

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2戦目は自然D vs 進化Rになります。

Okanishiは2ターン目までプテラを引けなかった事で少し動きがぎこちなくなってしまう。ゼロは後攻3ターン目でアイテールをプレイしたものの、シズルは引けなかった模様。よってドラゴンに強いリオードをプレイする事になりました。この隙にOkanishiはプテラ託宣により、PPブーストを一気に進めます。6ターン目にはガリュウ9エンハンスをプレイ出来ました。しかしこの返しにゼロはリーシャとペインレスにより、厄介な盤面を作りました。

 

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綺麗に返せないOkanishiは一旦これを無視。ゼロはこれを機に攻め続ける!

  

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ティラノ本体で処理するものの、進化ロイヤルの猛攻には耐えきれませんでした。2回戦目はゼロの勝利!

 

 

各選手のプロフィールと選考配信の印象

 

ゼロ

CGS、ALTの2度のRAGEファイナリスト経験者で、Ratings杯第10期優勝と、実績は現プロ選手と比べても申し分ありません。RAGEでは高速プレイが注目されていました。ファイナルでは対戦することが無かった、CGSでのみずせ選手やTatsuno選手、ALTのたばた選手やNISE選手との対戦にも期待したいです!また、二つ名の「強心臓ライター」の通り、Gamewithの記事を執筆されていたので、チームに加入した暁には是非プロ選手寄稿のnoteを投稿して頂きたい。

選考配信

コントロールE、進化Rとプレイングの活きるデッキを選択しました。vs 神速戦でのカゲミツを上手く使ったプレイや、vs Okanishi戦でのペインレス、ナノによる盤面作りが印象的でした。総合的に観ても3人の中ではプレイングが光っていたと思います。

 

Okanishi

美容師をしている風変わりなシャドバプレイヤー。地方大会などを中心に結果を残しています。筆者としてはROGのNISE選手との対戦が印象的でした。特に2戦目の機械復讐Vミラーでは細いリソースで上手くゲームを繋ぐ素晴らしい試合でした。リベンジマッチに期待したいですね。

リンク先 10:12:00 機械復讐Vミラー

https://www.openrec.tv/live/1o8q6g1wnrk

選考配信

キャル採用式神W、自然Dにより、ゼロのコントロールEをメタって勝利しました。現プロリーグルールではデッキ相性が特に重要な要素であり、名古屋OJAは独特なデッキが原因で負けてしまう事もあるため、こういうプレイヤーは貴重。

 

神速

配信で本人が話されていたように2人に比べると実績は少ないようですが、過去に別ゲームで活躍していたらしいです(カードゲームのお仕事もされている)。同じく別のゲームで名の知れていた隼人選手という例があるので、OJAへの印象は悪く無さそうです。

選考配信

自然DでしっかりコントロールEに勝利できました。しかし妖怪Ncで2敗してしまったのは印象があまり良くないかもしれません。択次第ではまだまだ善戦出来そうだったので、本戦では安定感のある神速さんを観たいです。

 

 

 

 

一先ず現段階の新規加入選手の情報は以上となります。これからのOJAの選手発表、さらなる新選手情報も楽しみですね。

次週はプレシーズンマッチと各選手の配信について。今回みたいにゆるくまとめるつもりです。